学級目標達成をめざして!集団としての三学期のめあて
進級まで残り3か月。子供たちが3月のゴールに向かって、今の学級で前向きに楽しく過ごしていくために、学級目標を活用していきましょう。
執筆/神奈川県公立小学校教諭・源 憲一
目次
残り3か月の見通しをもつ
今年度の学年の修了までにどのようなことがあるのかが分からなければ、めあては立てられません。学習、学級活動、学校行事や児童会活動と、3か月間の予定を書き出します。教師も子供も見通しをもつことが大切です。
クラスのみんなでがんばりたいことを考える
二学期までの学級活動のふり返りを基に、残り3か月、クラスのみんなでがんばりたいことを考えていきます。学級目標に向けて、さらに楽しく、充実した学級生活にするために、どのようなことをしたらよいか、または何をしていきたいかを出し合い、子供たちと一緒に活動をつくっていきましょう。
学級全体で取り組んでいくことが決まったら一人ひとりが努力することを具体的に決めましょう。
活動を通して、学級目標に迫る姿を見付ける
学級のみんなで取り組んだ活動を通して、友達と互いにがんばったことやよかったところを認め合うようにします。その具体的な姿のなかから学級目標に迫るものがあるときは、教師が価値付けましょう。子供たちも、学級目標を視点として活動について考えるようになるでしょう。学級の締めくくりに向けて、大切な視点にもなってきます。
学級目標の掲示物、最後にどうしていますか?
三学期の最後に、みんなで作った学級目標の掲示物をどうするか相談しておくとよいでしょう。せっかく作ったものを捨ててしまうのではなく、みんなの思い出が詰まった掲示物をどのようにしたらよいのかを考えておきましょう。
〈例〉
- 写真にして、保管できるサイズにする。
- みんなで学級目標を切り分けて、個人のアルバムや文集に貼る。 など
イラスト/佐藤雅枝
『教育技術 小一小二』2021年1月号より