【相談募集中】教師の椅子に勝手に座る子供への対応は?
「みん教相談室」に、教師の椅子に勝手に座ってはいけない理由を子供にうまく説明できない、というお悩みが届きました。ここでは、東京都公立小学校教諭 佐々木陽子先生の回答をシェアします。
目次
Q.教師の椅子に勝手に座ってはならない理由を、どう説明したらよいでしょうか
教室にある教員の椅子に生徒が勝手に座ります。もちろん、使ってないときですが。注意しますが、私自身がなぜ座ってはいけないか、、、を生徒にうまく説明できません。そもそも軽く見られているということで、情けないのですが。なんでいけないんですか? と聞かれたときの返し方を知りたいです。(きいさん・20代)
A. 安全指導として、理由を伝えましょう
私のようにおばちゃん根性があると、「そこは私の特等席よ! どいて〜」と、はっきり言ってしまいます。小学生だと、そんな担任のキャラクターを知っているので、すぐに離れます。中学生になると、そう素直にはいかないかもしれませんね。
素朴な質問から、真面目で素敵な先生かと存じます。先生に好感をもっているからこそ、先生の椅子に座るのです。
そもそも教師の椅子は子供のそれと違って、キャスターつきのものだったり、360度クルクル回る椅子だったりします。友達と戯れて大怪我になる危険性もあります。特に、教師のいないときに、思いもよらない事故は結構起きるのです。
そこで、安全面の観点から、先生の椅子には座らないように呼びかけるとよいです。
朝の会などで安全指導として、「先生の椅子に座って……、こんな事故があったようです」と話してみてはいかがでしょうか?
やってはいけない理由を知ることで、教師の椅子に座ることはなくなります。
「皆さんが安全で楽しく学校生活を過ごせるようにしたいと、先生は願っています!!」と、心に訴えかけるとよいでしょう。
みん教相談室では、現場をよく知る教育技術協力者の先生や、各部門の専門家の方が、教育現場で日々奮闘する相談者様のお悩みに答えてくれています。ぜひ、お気軽にご相談ください。