子供たちが主役になれる学習発表会の工夫
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学習発表会は、平素の学習活動の成果を発表し、その向上の意欲を一層高めることが目的です。子供たちが主役になれる学習発表会の工夫を紹介します。
執筆/東京都公立小学校主任教諭・栁生実華

目次
教科を生かすポイント
学習発表会は、各教科等で学んだことの発表の場として使います。例えば、社会や理科で学んだ環境についての課題を劇にして演じたり、保護者に提言したりすることが考えられます。ただし、教科等で学習したことの発表にならないように、その学校行事で育てたい資質・能力を明確にして指導していきましょう。
学習発表会に向けて
発表に向けて練習や準備に膨大な時間を取ることがないよう、しっかりと計画を立てます。
計画が決まったら、子供一人ひとりに自分のめあてを立てさせましょう。
「何を発表するのか」だけではなく、「発表を通して何を伝えたいのか」「そのために自分は何をがんばるのか」などを考えさせます。毎回の練習では、そのめあてに向かってふり返りを行うのはもちろんですが、互いにアドバイスをすることで、人間関係の深まりや成長につながります。
教師は、必要なときに、必要な助言を出せるよう見守っていきましょう。
