信頼関係を築く保護者対応のポイント
保護者と信頼関係を築けるような保護者対応のポイントを紹介します。
執筆/神奈川県公立小学校教諭・木村綾子

目次
保護者との信頼関係を築けるように
コロナ禍の中、保護者と会話をする機会がなかなかもてていないのが現状ではないでしょうか。そのような状況のなかでも、保護者に安心して学校や学級の様子を見守ってもらうためには、「保護者への日ごろからの情報の伝え方」が重要になります。学年だよりや学級だよりを通して、子供たちのがんばりや担任としての思いを伝えていくことはもちろんですが、気になることがあれば保護者と連絡を取り合い、連携していくことが大切です。
伝えるとき
がんばりを伝えるときは、抽象的な言葉ではなく、その子供の様子がしっかりと見えるように、具体的なエピソードを伝えましょう。
また、困っていることや課題を伝えるときは、「できていない」ことだけを伝えるのではなく、担任がどのような支援をしているのかが分かるように伝えます。一緒に子供の成長を見守っているというスタンスが、保護者に伝わるようにしましょう。
保護者と話をしたことは、自分だけで抱えるのではなく、同学年の教師や養護教諭など周りの教職員と情報を共有し、連携して子供を見ていけるようにすることが大切です。
そのためにも、保護者に連絡をする前に、学年の教師に一声かけておく、または伝える内容を一緒に確認してもらうなどの準備をしておくことが大切です。
