二学期リスタート直前チェック! 9月の学級経営のポイント
二学期の開始とともに、夏休みモードから学校モードにチェンジさせ、学習に向かう環境を整えることが大切です。9月の学級経営のポイントを紹介します。二学期直前のいま、チェックしてみましょう。
執筆/東京都公立小学校教諭・佐々木陽子

目次
夏休み明けの生活・学習のリズムを戻す
夏休み明けの登校は、みんなと会うのを楽しみにしている子もいれば、登校するのが不安になり、そのまま不登校になる子もいます。
二学期も休校で遅れた学習を取り戻そうと、担任が急ピッチで物事を進めてしまうと落ちこぼれる子が続出します。この時期は、少し時間がかかってもよいので、おおらかな気持ちで生活や学習のリズムを戻していきましょう。

夏休み中にはゲームばかりで、遅寝遅起きだったなど、子供によっては生活のリズムが乱れ、悪循環な毎日を送ってしまった子もいます。休み明けの授業では、眠たい目をこすりながらも登校してきた子に対し、「えらいね。ちゃんと登校できてるね」「元気な姿を見られて嬉しいな、ありがとう!」など嬉しくなる言葉がけをしていきましょう。
また、学習もいきなり「教科書を広げましょう」などと、全力で最初の単元をスタートさせても子供のテンションが下がるばかりです。
夏休みモードを徐々にチェンジさせるには、遊びやゲームをうまく取り入れ、子供たちのやる気を取り戻していきましょう。

提出物の確認
休み明けは提出するものが膨大です。黒板の前にカゴを置き、夏休みの宿題の提出の仕方を共有しておくと、子供たちは自ら動いてくれます。普段から、書類や提出物を子供たちが出席番号順にまとめておくことを習慣にしておくとよいでしょう。
また、掲示するものと返却するものを、学年で事前に話し合っておきましょう。
