梅雨のストレスに勝つ!雨の日の教室レク
梅雨時は外遊びができなくなり、子供たちのストレスもたまりがちです。そこで万全のコロナ対策の下、教室内で安全に、学級全員で楽しめるレクのおもしろアイデアを紹介します。
監修/東京都公立小学校指導教諭・小島大樹
目次
イラストしりとり
用意するもの
- ミニホワイトボード(人数分)(もしくはタブレット)
- ホワイトボード用ペン
進め方
- 列もしくは班でグループをつくる。
- 列(班)の中で順番を決める。
- 最初の人が先生からお題を教えてもらい、ホワイトボード(もしくはタブレットのお絵かきソフト)にお題の絵を描く(30秒程度)。
- 次の番の人が、前の人の絵を見てお題の言葉を推測し、しりとりになるようにイラストを描く。
- 全員描き終わったら、描かれたイラストがしりとりになっているかを確認する。
ポイント&留意点
同様にグループをつくって、最初の人がお題を知り、黒板にお題の絵を描き、次の番の人がその絵の続きを描き、最後の人が描かれた絵から推測してお題を当てる、「お題イラスト当てゲーム」も盛り上がります。
ジェスチャーゲーム
用意するもの
- A4サイズの紙(30枚程度)
進め方
- ゲームの運営者を10人程度決めて、運営者側が先にお題をいくつも紙に書いておく。
- 運営者以外は二人1組でペアをつくり、ジェスチャーをする人、解答者を決める。
- ジェスチャーする人は、解答者の背中側に立っている運営者が出すお題を見て、ジェスチャーをする。
- 当てられたら、交代する。
- 一定時間の中でいくつ当てられるかを競う。
ポイント&留意点
A4サイズの紙の代わりに、タブレットのワープロソフトを使用してもOK。ただし、大きく書いておくこと。
ウインドサッカー
用意するもの
- 新聞紙やチラシなどを数枚
- 下敷き(人数分)
進め方
- 新聞紙やチラシなど、不要な紙を丸めてボールを作る。
- コートは机。ゴールは机の端から端。
- ペアになり、机の端に立つ。お互いに下敷き(または、同様のものであれば他のものでOK)であおぎ、相手ゴールに入れたら勝ち。
ポイント&留意点
力を入れすぎて下敷きを割ってしまうことがあるので、壊れてもよい下敷き、もしくは段ボールなどの代用品を使用してもOK。
カップにシュート!
用意するもの
- 紙コップ(10〜12個)
- 段ボール
- ガムテープ
進め方
- ガムテープを丸めて、ピンポン玉程度の大きさのボールを30個ほど作る。
- 段ボールに紙コップの数分の穴を空けて、紙コップを穴にはめる。
- 机の上に2の段ボールを置く。
- 机からある程度離れた場所から、紙コップに向かってガムテープで作ったボールを投げ、制限時間内に紙コップにたくさんボールを入れた人の勝ち。
ポイント&留意点
紙コップに色を付けたり、ふちの周りを切って形を変えるとさらに楽しめます。距離をある程度離して配置できるのであれば、2台用意し、ペアで競争してもよいでしょう。
ゴールカップの一例。画像左下に置かれているのがガムテープで作ったボール。カラフルで形もさまざまなゴールカップには、子供たちの創意工夫が溢れています。コロナ禍でも体を使って楽しめるさまざまな遊びです。
ゴムで的当て
用意するもの
- 太めの輪ゴム
- ペットボトル(数本)
進め方
- ペットボトルを並べる。
- 少し離れた場所から太めの輪ゴムを飛ばして、ペットボトルを倒した人が勝ち。
ポイント&留意点
班対抗にして、順番にゴムを飛ばしてもOK。ゴムは危ないので、必ず壁に向かって行うことを確認すること。大きめのペットボトルは倒れにくいので、乳酸菌飲料などに使われている、小さめのボトルを使用するとよいでしょう。小さめのペットボトルを重ね、一番上のペットボトルを倒したら勝ちというルールも盛り上がります。
いすサッカー
用意するもの
- ドッヂビー(一つ)
- いす(人数分)
※ドッヂビー/DODGEBEEは株式会社ヒーロー社の登録商標です。
進め方
- 二つのチームに分かれる。
- 教室の両端に、それぞれのチームの人が交互になるように並んで、いすに座る。
- 教室の前後の床に、テープでゴールとなる目印を付ける。
- ドッヂビーを蹴り、ゴールに入れたチームの勝ち。
ポイント&留意点
必ず、お尻をしっかり付けていすに座ること。いすからは動いたり、いすを動かしたりするのはNG。腹筋が鍛えられます。
ミッション・イン・サイレント
用意するもの
- ゴム
- 鈴
- 目玉クリップ
進め方
- ゴムを何本か用意し、それぞれに鈴を付け、両端を目玉クリップにくくり付ける。
- 鈴の付いたゴムを、机を使ってクモの巣のように張り巡らせ、固定する。
- 一人ずつゴムをまたいだり、くぐったりしながら教室を移動する。音を鳴らさずにゴールできたらクリア。
ポイント&留意点
音が重要なので、教室が自然と静かになります。コロナ禍を考えると、床を這うのは禁止にしたほうがよいでしょう。ゴムの端に目玉クリップを付けておくと、いつでもすぐに遊ぶことができるので便利。
構成・文/出浦文絵 イラスト/藤井昌子
『教育技術 小三小四』2021年6/7月号より