小6算数「量の単位と仕組み」指導アイデア
執筆/神奈川県公立小学校教諭・三上顕
編集委員/文部科学省教科調査官・笠井健一、島根県立大学教授・齊藤一弥
目次
本時のねらいと評価規準
本時の位置 2/5
メートル法の単位の仕組みの統合的考察
ねらい
長さとかさの単位の関係を統合的に考察することができる。
評価規準
単位の仕組みについて表を基に考察し、十進法の仕組みによって単位が定められていることを捉えている。
問題
長さとかさの単位の関係を調べよう。
長さには、どんな単位がありましたか。
mがあります。㎜もあるよ。
㎝や㎞もある。
かさには、どんな単位がありましたか。
Lがあるよ。
mL もある。kLもあった。
単位を並べてみて、同じところや違うところはありますか。
m(ミリ)が付いているところは同じ。
k(キロ)もどちらにもあるね。
でもc(センチ)はかさには使っていないよ。
どういうときに、m(ミリ)やk(キロ)は使うのかな。
同じところや違うところを基に、長さとかさの単位の関係を調べましょう。
本時の学習のねらい
長さとかさの単位の関係を調べよう。
「方法の見通し」
単位がそれぞれ何倍になっているかを調べれば、わかりそうだね。
「方法の見通し」
単位どうしの関係を表にまとめたら、見やすくなりそうだ。
「結果の見通し」
10倍や100倍が関係していそうだね。
自力解決
A つまずいている子
㎜から㎝が10倍というように、同じ量の単位どうしの関係に着目できず、手が止まっている。
B 素朴に解いている子
10倍、100倍、1000倍の関係を捉えてまとめている。
C ねらい通りに解いている子
長さとかさの、同じ接頭語どうしの単位を並べ、両者を比較して考えている。
学び合いの計画
イラスト/斉木のりこ、横井智美
『教育技術 小五小六』 2020年2月号より