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脱「暗い先生」の具体策

「学校って面倒だったり、たくさん嫌なこともあったりするけど、先生の笑顔を思い出すと“明日も行くか~”と思う」、「どんな先生も怒ることはあるし、それは仕方ないと思う」、「怒るのが怖くても、笑顔が多ければうれしい」 ――

これが、子どもたちの口から次々に語られたリアルな言葉です。子どもたちに安心感を与え、慕われる教師になるためにはどうすればよいのでしょうか。すぐに取り組める具体策を、印象戦略家のちとせさんに教えていただきました。

写真/浅原孝子

笑顔の種類を使い分け

笑顔には段階ごとに4種類あります。TPOによってベストな笑顔を使い分ければ、いつでも素敵な先生でいられます。

①ほほえみ

「り」と言ってそのまま口を閉じた状態での軽いほほえみ。忙しくて誰とも話す余裕がない時も、眉間にしわを寄せて作業するのではなく、このほほえみを意識することで周囲への印象もやわらかく。

②ハーフスマイル

歯がわずかに見えるくらいの笑顔。 授業をスタートする時に、無表情ではなくまずこのオフィシャルな笑顔で子どもたちや保護者の心を引きつけましょう。前歯を優しく下唇の上にのせます。

③パワフルなほほえみ

2のほほえみよりもさらに口角を耳たぶの方へ持ち上げていく、大きなほほえみ。保護者とすれ違ったけれど、話せる状況ではない、などのシーンで活用できます。

④キラースマイル

思い切り全開で笑った笑顔。子どもたちをほめる時、喜んでいる感情を伝えたい時には、ぜひ思い切り笑顔で! 前歯を8本見せて、 “眩しい目”をするのがポイント。 頰を持ち上げて!

無意識でも口角が上がった状態をキープ!

「無意識の状態の表情」も、できるだけ笑顔にするには頰の筋肉トレーニングが有効です。次の2つの練習を行うと、頰の位置が上がって普段の顔も笑顔もさらにイキイキとしてきます。

練習1 「ラッキーイッキーダイスキー!」

「キ」を発音する時に、頬骨を上げるように意識して表情豊かに発音してみましょう。頬骨が3cm上がるイメージで、大きな声でハキハキと !

練習2 「ラ」の発声練習 イキイキとした表情に!

指を2本縦にして、歯と歯の間に入れます。その口の形をキープしたまま「ラ」 と言います。その時に、下あごは動かさないように気を付けましょう。鏡を見ながらするとわかりやすいです。

目は口ほどに…の真実

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