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特別活動・学校経営で成功させる運動会

2019/4/4

運動会は学校全体の団結力、学校経営力を発揮する場でもあります。運動会の準備段階では特別活動をフルに活かして、全校が一丸となった催しになるよう、学校全体で取り組むことが望ましいです。特別活動に詳しい、東京都八王子市立公立小学校・吉井貴彦先生に、特活の力を活かした運動会についてアドバイスいただきました。

写真/高野宏治

児童会ではスローガン募集がおすすめ

〇児童会(代表委員会)

児童会(代表委員会)では、全校児童に向けてスローガンを募集しています。

昇降口にポストを設置し、スローガンに込めたい思いや、キーワードを書いてもらい、その言葉をつなぎ合わせて作成しています。

スローガンは長文になり、飾ってあるだけ、プログラムに載っているだけになりがちです。そこで、あいうえお作文のように学校名等の頭文字を取ったり、掛け声調にし応援歌に入れたりするなどして、児童が覚え、意識できるようにすることが大切です。

〇図書委員会・広報委員会

また、図書委員会では、運動会コーナーを設置して運動会を舞台にした絵本を紹介したり、広報委員会では、運動会特集新聞を作成して各学年の児童にインタビューを行い、表現種目の見どころなどを取材したりしています。

応援団で連帯感・自治性を伸ばす

所属校では。東京オリンピック・パラリンピック教育の一環として、「聖火リレー」を採り入れています。また、応援団に所属する児童の保護者に「応援団だより」を発行し、児童の学校での活躍を伝えています。

次に指導の実際を示します。

○応援団オリエンテーション

最初の打ち合わせで、応援団の意義やよさを伝えるために、「応援団の心得シート」を作成し、活動内容等を確認しています。

また、当日までの見通しがもてるように、「運動会カレンダー」を作成し、児童が予定を書き込めるようにしています。さらに、応援団経験者からどんな応援団にしていきたいかを伝えたり、卒業生からのメッセージなどを聞いたりして、自身のめあてを自己決定できるようにしています。

特に大切にしていることは「学校生活に生かすこと」です。応援団たるもの、宿題や授業態度はもちろんのこと、どんな場所であっても応援団としてあるべき姿を示し、学校生活がよりよく改善されるように指導しています。

○団長オーディション

団長の立候補を募り、意気込みやこれまでの生活態度を鑑みて、団長・副団長を決定します。大切にしていることは、団長になれなかった児童のフォローです。「立候補した時点で、団長として見ているよ」と声を掛け、一人ひとりに役割を与え、意欲付けをしています。

リーフレット作成でゴールイメージをもたせる

リーフレットの作成のねらいと振り返り 学級活動⑵で「運動会に向けて」の授業を行い、運動会後にどうなっていたいかゴールイメージをもたせ、自身のめあてを自己決定させています。

発達段階に合わせためあてカードを作成し、週ごとにめあてをたてたり、日々の練習後に振り返りを書いたりして、今回の練習が次回の練習につながるようにしています。振り返りの視点として4つを示します。

  • 自分のよかったところ(前回と比べて)
  • 友達のよかったところ
  • 集団としてよかったところ
  • 次への課題、目標

リーフレットの活用により、全体指導だけでは気付かない一人ひとりの頑張りを知れたり、励ましたりすることができ、コメントを入れることで、きめ細やかに個別指導ができます。

『小四教育技術』2017年9月号より

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