第2学年【たからゲット!おに】 〜鬼遊びの楽しい実践報告〜【子供たちが「やってみたい」、「またやりたい」と思える体育学習にするために】
鬼遊びの指導法で困ったことはないでしょうか。鬼遊びと聞くと、「鬼ごっこをひたすらやるのかな」「それで6時間も単元もつかな」などと思う人もいると思います。私は、1年生や幼稚園、保育園、各家庭で取り組んだことのある「追いかけっこ」を発展させ、様々な「鬼ごっこ」に触れ、楽しさを味わってほしいと思っています。2年生では、中学年へのつながりも考え、今回は「たからゲット!おに」を考案しました。
<前回の記事はこちら>
・子どもたちそれぞれの「マイゴール」設定で、個別最適で楽しいマット運動を!
・子供たちが「やってみたい」「またやりたい」と思える体育にするために~小4体育ネット型ゲーム みんなでつなげ! ふわふわバレーボールの実践~
・苦手な子ゼロへ! みんなで楽しく盛り上がろう! 小4体育ネット型ゲーム みんなでつなげ! ふわふわバレーボールの実践②
執筆/東京都公立小学校教諭・河田侃也
目次
学習指導要領より
<知識・技能>
次の運動遊びの楽しさに触れ、その行い方を知るとともに、易しい ゲームをすること。
イ 鬼遊びでは、一定の区域で、逃げる、追いかける、陣地を取り合うなどをすること。
<思考力・判断力・表現力等>
簡単な規則を工夫したり、攻め方を選んだりするとともに、考えたことを友達に伝えること。
<学びに向かう力、人間性等>
運動遊びに進んで取り組み、規則を守り誰とでも仲よく運動をしたり、勝敗を受け入れたり、場や用具の安全に気を付けたりするこ と。
学習過程
子供たちは、1年生の段階で、多くの鬼遊びに取り組んでいるようでした。そのような実態も踏まえ、陣取り型ゲームにつながる鬼遊びにしました。学習過程は以下の通りです。
