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低学年の子どもたちの「見てほしい!」という気持ちを満たす声かけ法!

埼玉県公立小・中学校教諭

坂齊諒一(さかさい りょういち)
いちばん楽しいアートバナー

絵を描いた後、子どもたちの多くは「誰かに見てほしい」という気持ちでいます。先生に絵を見てほしい、絵を見て何か言ってほしい、共感してほしいという気持ちを持って「先生見て見て!」とたくさん話しかけてくれます。低学年段階ではなおさらです。そのような児童の気持ちに対して、こちらからひとこと言ってあげられたらいいですね。今回の記事では、見てほしいという気持ちを満たす声かけについて考えていきます。

題字・イラスト・執筆/埼玉県公立小・中学校教諭 坂齊諒一

連載【いちばん楽しいアート】#09

1、授業中の子どもからの声はほとんどこれ

低学年での授業では、子供たちから話しかけられたときの内容のほとんどは、見てほしいというものでした。低学年は絵を描いたり、何かを作ったりすることが大好きです。
基本的にこちらが何か働きかけをしなくても、どんどん作りたいことや描きたいものがあふれて、楽しい気持ちで授業に取り組みます。
そして自分が作ったものを誇らしげに「先生見て見て!」と伝えてくれるのです。
この見てほしいという強い気持ちに答えることができれば、また、この気持ちを満たしてあげることができれば、図工の授業の雰囲気が良くなるだけでなく、学級経営にもつながるものとなります。低学年を担任している先生方は、ぜひ次の図工の授業中の子供たちの声に耳を傾けてみてください。そして、余裕があればどのような内容の声であったかを数えてみてください。

2、上手く描けたかどうかを言ってほしいわけではない

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