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教育は人なり!先生のストレスマネジメント~ソーシャルサポート(ラインケア)編~

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ストレスフリーの教室をめざして
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春日智稀
ストレスフリーの教室をめざして
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ストレスの中には、セルフケア(自分自身でできるケア)で対応できるものと、自分自身では対応できないものがあります。自分自身で対応できない場合には、組織としてできるケアソーシャル・サポート(ラインケア)が必要になります。そこで今回は、ストレスがたまっている同僚に接する場合のアイディアについてまとめます。困ったとき、大変なとき、仲間同士で支え合える職場環境はとても大切ですね。

【連載】ストレスフリーの教室をめざして #09

執筆/埼玉県公立小学校教諭・春日智稀

前回の記事も併せてお読みください。教育は人なり!先生のストレスマネジメント ~セルフケア編~

1 心の病は、「精神的に弱い人がなる」という思い込み

いわゆる心の病にかかってしまった人に対しては、「精神的に弱いからだ」という周囲からの思い込みが表れることがあります。この偏見は「スティグマ」と呼ばれますが、大きな間違いです。だれでも一度は風邪をひいたことがあるでしょう。心の病もこれと同じで、だれがいつかかってもおかしくないのです。
スティグマには、「パブリックスティグマ:周知の人が特定の人に差別や偏見をもつこと」と、「セルフスティグマ:周囲からの差別や偏見を感じること」の2種類があると言われています。このようなスティグマから生じる大きな問題は、「適切な処置(医療機関を受診するなど)」につながるまでに時間がかかってしまうということです。適切な処置までに時間がかかればかかるほど、状態は深刻化します。
まずは、心の病について正しい知識をもつことで、スティグマをもたない、スティグマを生じさせない環境づくりが大切になります。

意欲が低下した教師

2 先生たちができるソーシャルサポート(ラインケア)

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