1年生から6年生まで!全校児童で遊べるレク5選

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東京都公立小学校教諭

北川雄一
全校でできる遊び バナー

学校生活では「全校集会」、「1年生を迎える会」、「6年生を送る会」など、全校児童が一堂に会する機会があります。そんなとき、全校児童で一緒に遊ぶという「レクの時間」があるのも定番ではないでしょうか。今回は、1年生から6年生までが全員一緒に遊べるレクを5つ紹介します。

執筆/東京都公立小学校教諭・北川雄一

1.間違い探し

  1. 問題のテーマを決める
    (掃除中、授業中、給食中など)
  2. 出題する人(集会委員会やレク係など)たちは、体育館の舞台上でテーマに沿ったポーズで静止する
    1枚の写真を見ているようなイメージです。
    例:[掃除をしているところ]ホウキで掃いている人、ぞうきんがけをしている人などを表現する
  3. 全校児童は、1分後に幕が閉まるまでの間にその場面を覚える
  4. 幕が閉まっている間に、ポーズを数か所(多めのほうが面白い)変える
    (人が替わっている、服装が違う、ホウキを持っていたのにバットになっているなど)
  5. 再び幕が開いたら、変化しているところを見つけた人が挙手して答える
    着ぐるみやかぶり物(テーマパークなどで売っているもの)をつけるなど、「ボケ」を入れるのも大変盛り上がります。
まちがい探し

2.名刺交換&サイン集めゲーム

  1. 名刺を準備
    1人8~10枚程度の名刺を作っておきます。
    (A4~B4ぐらいの紙を配り、8等分すると簡単です)
    カードには、「学年」「名前」「好きな食べ物や遊び」「好きなキャラクター」「自分の似顔絵」などを書くようにします。
    学年ごとに紙の色を分けておくとよいです。
  2. 名刺交換ゲーム
    自由に歩き回り、出会った人と名刺を交換します。
    交換する際は、学年や名前を言うようにします。
    普段から仲の良い相手とではなく、いろいろな人と交換するようにします。全ての学年と交換することを目指そうと声掛けしておきましょう。
    自分の名刺をすべて渡し終えた人は、体育館の端で待機します。
  3. サイン集めゲーム
    一度、元の場所に戻ります。
    その後、合図があったら今持っている名刺の人を探してカードにサインをもらいます。
    探すときは名前を呼んでも構いません。
名刺交換の様子

名刺をもらうときとサインをもらうときの2回話すことになるので、顔と名前が一致しやすくなります。児童数が多い学校で行うときは、縦割り班ごとにエリアを決めて行ってもいいと思います。

3.落ちた落ちた

  1. 進行役が「落ーちた落ちた!」と叫び、他の子は「なーにが落ちた!」と叫ぶ
  2. 進行役のかけ声に合わせ、他の子たちは動きをつける
    リンゴ:「さっ!」と言いながら両手をそろえて前に出す
    かみなり:「キャー!」と言いながら両手でおへそを隠す。
    げんこつ:「いたーい」と言いながら両手で頭をさする。
  3. 慣れてきたら、さらに2つの動きを追加
    天井:「よいしょー!」と言いながら両腕を上に挙げて支える動きをする。
    成績:「うわあー」と言いながら、床に崩れ落ちる(四つんばいの姿勢)
  4. テンポアップや連続攻撃
    だんだんテンポを上げたり、「かみなり! 成績!」など連続で2つ言ったりするようにすると、子どもたちがどんどん混乱します。
5つの動き

4.ジャンケンボウリング

  1. 4列に整列
    レク係など選ばれた人が守備チームになります。守備チームは1列目=4人、2列目=3人……のように並びます。(全校の人数が多ければ、各列の人数を増やしてもOK)
  2. じゃんけん勝負開始
    全校児童は、守備の前の列から順にジャンケン勝負をします。勝ったら次の列へと進んでいきますが、途中で一度でも負けたらスタートラインからやり直しです。
  3. 何人ゴールできるかな?!
    4連勝してゴールまで勝ち上がった人は、ゴールラインの向こうに並びます。制限時間2分間で何人がゴールできるでしょうか。

ゴールした子が暇にならないよう、1セットは2分程度が適当です。守備役を交代しながら何セットか繰り返し楽しみましょう。

5.○×クイズ

  1. 全員、紅白帽子を「白色」でかぶる
  2. 〇×問題を出す
    司会者が〇×問題を出し、「〇だと思った人は上手側、×だと思った人は下手側に移動してください」のように言います。大きな紙に書いた〇×を掲示して、どちらに移動すればよいか分かるようにすると丁寧です。
  3. 10からカウントダウンし、0になったら〇と×のエリアをロープで仕切る
    担当する人がロープを持って歩いていってもよいし、床に置いたロープを持ちあげてもOKです。
  4. 正解発表し、間違えた人は紅白帽を「赤色」にする
    間違えても次の問題には参加可能です。数問やっていくとだんだん「白色」が減っていきます。最後は全問正解だった人を称賛しましょう。
紅白帽子をかぶった子

クイズは一般的なものでもよいですが、先生方にインタビューした内容(◯◯先生の好きな食べ物はパイナップルである。◯か✕か)のように学校に関係する問題もおすすめです。児童と一緒に考えてみてください。


いかがでしたか。全校児童で一緒に遊べるレクを5つ紹介しました。筆者のブログ「レクで学級をHappyに!」では、これ以外にもたくさんのレクリエーションを紹介しています。ぜひ参照してご活用ください。

東京都公立小学校教諭
1980年生まれ。大学在学中に野外教育と出合うと、その魅力に引き込まれ野外教育、冒険教育、レクリエーション、ファシリテーション等を学ぶ。
キャンプ指導員、スキーインストラクター等を経て 2009年より現職。「遊びの力は学びの力」をモットーに SNS、 ブログでも発信を続けている。
X(Twitter)「サンソン@レクで学級をHappyに
ブログ「レクで学級をHappyに!
著書「みんなが楽しい学校レクリエーション全点動画付き!全4巻」(岩崎書店)
監修「なやみとーるシリーズ全5巻」(岩崎書店)
電子書籍 「ちょっとイジワルだけど子供に大うけする  謎解きミステリークイズ BEST16」   など

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