【相談募集中】保護者や子どもと私的な付き合いをする同僚たち。自分も従うしかないのか

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東京都公立小学校教諭

佐々木陽子

子どもや保護者と私的な付き合いをしている教師が複数いることに戸惑っている先生からの相談が、「みん教相談室」に届きました。子どもや保護者理解のためには休日も返上すべきなどとも言われ、おかしいと思うも、学校のやり方に従うしかないのかと思い悩んでいるようです。ここでは、東京都公立小学校教諭 佐々木陽子 先生の回答をシェアします。

イラストAC

Q.保護者や子どもと私的な付き合いをすべきだと言われます。郷に入っては郷に従うしかないのでしょうか……

3校目、30代前半です。今年度異動してきた現在校に、子どもや保護者と距離がかなり近い先生が複数います。休日に習い事の試合や発表会に行ったり、保護者とアウトドアや飲み会をしたり。 プライベートの番号やアドレスを交換していることや、一部の子どもや保護者とだけ、という点がすごく気になります。

自分はプライベートまで子どもや保護者と深く関わりたくないし、担任する今年度を離れたら自分のことは忘れ、新しい先生や仲間と楽しく過ごしてほしい、それが子どもの本当の幸せだと考える方です。 しかし、その先生方は今までの卒業した子どもや保護者ともずっと付き合いを続けている、自分を慕ってくれるというのが自慢らしく、武勇伝をよく聞かされます。

最近は、私の学級が上手くいかないことがあると、情がないから慕われない、だから子どもがついてこないとか、子どもや保護者理解のためには休日も返上すべきじゃないかと指摘し、自分たちと同じようにすべきだと強く言ってきます。

管理職は同じように承認欲求の強いタイプで、保護者からのクレームが減るなら個人的な付き合いもやむを得ないみたいなところがあります。

やはり郷に入れば郷に従えで、同じように私的な付き合いの仲間入りをすべきなのでしょうか? 今までの学校では個人的なアドレス交換など厳禁だったから、かなり戸惑っています。

(アトム先生・30代男性 6年)

A.ダメなものはダメ! 文部科学省からも、教員と児童生徒とのSNSなどでの私的なやり取りを禁止する通達が出ています

異動先で戸惑うこと、よくあります。今までの勤務先の慣習がありますから、違いがあって日々研修ですね。郷に入っては郷に従うことで円滑に物事がすすむことが多いかと思います。しかし、今回のお悩みは違いますね。

昨今、教員と保護者、児童生徒のSNSやメールなどのやりとりから服務事故になる事案が増えています。保護者や児童生徒との個人的な付き合いやSNSなどでのやりとりは、誤解や変な噂を招いたり、不公平感につながったりします。2021年4月には文部科学省から、教員と児童生徒がSNSやメールで私的なやりとりをすることを禁止する通知が都道府県教育委員会に出されています。

全国の都道府県の教育委員会から独自のガイドラインが示されているかと思います。この根拠をもとに再度、管理職(校長、副校長)それぞれに相談するのもよいでしょう。

きっと周囲にも同じように違和感を感じている教職員がいるかと思います。ダメなものはダメ! 毅然とした態度でいることです。

教員としての自覚と責任ある行動をしていきたいものですね。


みん教相談室では、現場をよく知る教育技術協力者の先生や、各部門の専門家の方が、教育現場で日々奮闘する相談者様のお悩みに答えてくれています。ぜひ、お気軽にご相談ください。

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