【相談募集中】学級崩壊を招くきっかけとなった児童に迎合してしまいそうです

6年担任の先生から「みん教相談室」に相談が寄せられました。昨年度、学級崩壊を起こすきっかけとなった子どもの反応を意識して、学級全体の指導が消極的になっているそうです。これに回答したのはみんなの教育技術で連載を持ち、子どもたちの「らしさ」を引き出す学級経営に定評のある愛知県公立小学校教諭・佐橋慶彦先生。そのアドバイスをこちらでシェアします。

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Q. かつてクラスを荒らしていた児童に迎合してしまいそうです……
かつてクラスを荒らしていた児童・Aくんに迎合してしまいそうです。6年生担任ですが、昨年度学級崩壊を起こしていました。その主犯格のAくんは現在私のクラスです。今は大人しくしています。しかし、少し叱られたり、人間関係で不満があったりすると、主犯格だったころの片鱗を覗かせます。
それに、ごく一部の周りの子も影響されてしまいます。それでこちらもビクビクしてしまい、指導が消極的になる場面が目立ってきました。(Aくんは頑張ろうとしているため問題行動は起こしていませんが、些細な点の“注意すべきか否か”という点ではグレーな点も多いです)。
保護者はいわゆるモンスターペアレントで関係をこじらせたら損しかないのですが、今のところよく見てくださっています。
指導に二の足を踏む情けない私にアドバイスをいただけましたら幸いです。
高学年なので、些細な点を注意するか否かのところも見ている子もいると思います。そういった子たちのことも考えると細かく指導すべきとは思いますが、どうしてもその子が再度暗転し、クラス全体が悪い方向へ流れてしまうのではという恐怖心が勝ってしまいます。(はせがわ先生・20代男性)