小５らくらくUnit 5「Where is the post office?｣⑤【モトヨシ先生のスライドde外国語】

2024年度教科書改訂に対応した記事もあります。
小５らくらくUnit 5「Let’s go to the zoo.｣①【モトヨシ先生のNEWスライドde外国語】

パワーポイント教材を映すだけで授業を進められる「モトヨシ先生のスライドde外国語｣。今回は、NEW HORIZON Elementary English Course 5 Unit 5「Where is the post office? ～場所をたずねたり答えたりしよう～」第５時（ピクトグラムのクイズに挑戦しよう。道案内の表現を実際に班で使ってみよう！）の授業案です。本好利彰先生が作成したパワーポイント（スライド）教材１つで、外国語の授業をらくらくクオリティアップ！

執筆／福島県公立小学校教諭・本好利彰
監修／拓殖大学教授・居村啓子

スライドは学級の実態に合わせて修正して使いましょう

小学５年生の「NEW HORIZON Elementary English Course 5」のUnit 5「Where is the post office? ～場所をたずねたり答えたりしよう～」全７時の５時目の授業の流れです。本時も、私が作成したパワーポイント（スライド）を使った授業を紹介します。学級の実態に合わせて修正し、活用してください。

パワーポイント（スライド）を使った授業の進め方

この記事の最後で、パワーポイントのファイルをダウンロードできるようになっています。必要な教師の発話やイラスト、音源などを挿入してあり、この資料を使うことで１時間の授業を行うことができるように作成してあります。このスライドを活用して、クリックしながら授業を進めてみてください。

• クリックでスライドを進めるだけで、スムーズに授業を行えます。
• デジタル教科書を使用する場合は、パワーポイントから切り替えてください。

目標と授業の流れ

○単元のゴール
場所をたずねたり答えたりしよう。
○本時の目標
ピクトグラムのクイズに挑戦しよう。道案内の表現を実際に班で使ってみよう！

○言語材料
（表現）Where is ～? Go straight for ～ block(s). Turn left. /right (at the～corner). It’s in / by / on / under ～. You can see it on your left. / right. など
（語彙）道案内（goなど）、位置（byなど）、日常生活（ballなど）、建物など（houseなど）

本時の流れ（例）

1. 挨拶
2. 単元のゴール、本時のめあての確認
3. ピクトグラム・クイズ
4. 逃走中（個人戦）
5. デジタル教科書 複数文字の書き取り（大文字）
6. デジタル教科書 複数文字の書き取り（小文字）
7. デジタル教科書 Let’s Watch and Think
8. アルファベット小文字テスト
9. ふり返り

各活動の流れ

①挨拶

元気に明るく挨拶をして、授業をスタートしましょう。デジタル教科書P53 Over the Horizon のピクトグラムを話題にして、そこから本時のめあてにつなげると、つながりのある流れになると思います。

②単元のゴール、本時のめあての確認

本単元のゴール、本時のめあてを全体で確認しましょう。

③ピクトグラム・クイズ

東京オリンピック開会式のピクトグラムのパフォーマンスは、みなさんの記憶に今も残っているのではないでしょうか。Over the Horizon でもピクトグラムを扱っているので、ピクトグラムパフォーマンス映像を視聴した後、簡単なクイズを行ってみましょう。

解答を記入するワークシートを配付し、Picture Dictionary のスポーツの単語とオリンピック・パラリンピックの競技名が掲載されているP７を開かせましょう。

スライドをクリックすると、小さい穴が動き回るので、なんのピクトグラムか考えさせます。競技名は耳慣れているものがほとんどですが、ワークシートに書かせる際は Picture Dictionary P7 をよく見て真似して児童が書けるよう、机間巡視をして指導をしましょう。rugby、ice hockeyは、Picture dictionaryで扱っていないので、英語を確認しておきましょう。

ピクトグラムのクイズを終えたら、デジタル教科書P53のクイズに挑戦させてもよいと思います。

④逃走中（個人戦）

前時に、教室の中で道案内の擬似体験を行いました。本時は、個別に表現を発話する機会が多くなるように、グループで活動を行います。グループに配付する地図はダウンロードできるように作成してあるので、活用してください。A３の大きさで印刷して、ラミネートをして準備しておくと、何度も使えるのでよいと思います。１時目に使ったペットボトルのキャップも再度活用しましょう。

ルールは前時と同じです。３人１グループになり、ジャンケンをするなどして、逃走者１名、ハンター２名の役を決めさせましょう。

１回目　No.1＝逃走者　　No.2＝ハンター　 No.3＝ハンター
２回目　No.1＝ハンター　No.2＝逃走者　　 No.3＝ハンター
３回目　No.1＝ハンター　No.2＝ハンター　 No.3＝逃走者

時間があれば席を移動させます。その時に簡単にメンバーを入れ替えるには、No.1の児童を１つ後ろの席へ、No.3の児童を１つ前の席へ移動させるとよいでしょう。No.2のみ同じグループにそのまま残ります。

⑤デジタル教科書 複数文字の書き取り（大文字）（P93）

３文字の大文字のアルファベットを続けて聞いて書く活動です。音声データが貼り込まれてあるので、そのまま使用してください。前時はOMGの３文字でしたが、本時はETCとなるようにしました。実態に応じて複数回聞かせたり、Picture Dictionary P42 を開かせて児童がアルファベットを参考にできるように手立てを講じたりしましょう。

⑥デジタル教科書 複数文字の書き取り（小文字）（P93）

３文字の小文字のアルファベットを続けて聞いて書く活動です。例としてabgを薄く印刷してあるので、最初は文字をなぞらせましょう。２問目は音声が録音されています。cdfと児童が３文字書くようになります。実態に応じて複数回聞かせたり、Picture Dictionary P42 を開かせて、児童がアルファベットを参考にできるように手立てを講じたりしましょう。

⑦デジタル教科書 Let’s Watch and Think （P47）

デジタル教科書の問題です。ビデオを視聴させ、記号が何であるかを考えさせましょう。

⑧アルファベット小文字テスト

アルファベットのテストは定期的に年間を通じて行うとよいと思います。書くことに関しては、学習指導要領では慣れ親しむと記載されていますが、アルファベットは書くことができることが求められています。

⑨ふり返り

本時の学習をふり返り、全体で共有しましょう。

居村啓子（いむらけいこ）
拓殖大学外国語学部英米語学科教授。言語学博士。児童図書出版社、児童英語教育機関勤務、立教大学異文化コミュニケーション学部助教、上智大学言語教育研究センター嘱託講師を経て現職。2020年よりNHKラジオ「小学生の基礎英語」講師を務める。研究テーマは「子どもの第二言語習得｣、｢フレーゾロジー｣。

本好利彰（もとよしとしあき）
福島県公立小学校教諭。福島県小学校・中学校・千葉県小学校教諭を歴任。また地区外国語教育推進リーダーを務める。2018年より拓殖大学外国語学部で「小学校英語教育入門」を担当。2021年東京書籍アドバイザー。 2023年より東京書籍の会員制教育情報サイト「東書Eネット」にて実践事例、指導技術などを連載中。

パワーポイント（スライド）ダウンロード

５年Unit5-5パワーポイント（70スライド）、ワークシート（３点）

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構成／浅原孝子　イラスト／畠山きょうこ・やひろきよみ・横井智美 　アニメーション／鶴岡信治　歌・チャンツ／本田有紀子