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《二学期の学級経営》絆が深まる集会活動~魔の10月を吹き飛ばそう~

2019/10/2

二学期は、「集団の中の自分」という意識を高めたい学期です。集団力を高めるとともに、一人ひとりを大切にした集会活動に取り組むことで、学級のさらなるパワーアップをめざしましょう。

どのような集会活動を設定するか

集会活動は、発達段階に応じたもの、学級の成長に合ったものを考えられるように支援していきます。今の時期なら、次のような集会が適しているといえます。

学期ごとの集会活動例
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集会活動の指導のポイント

学級会で決定した集会活動の計画に基づいて、みんなで役割を分担し、協力して実践、振り返りを行うことが大切です。

①ねらいを明確にする

学級活動として行う集会活動は、何を目標とするのか、準備から実行、振り返りまでの活動全体を見通して、「提案理由」や「めあて」を考えることができるようにします。

目標にあった「提案理由」や「めあて」にすることが大切! これらは、話合いで決定するときのよりどころになるから、子どもたちが慣れていないようであれば、一緒に考えてあげよう。

②活動の見通しをもつ

次のような手順を事前に指導し明確にしておくことで、子どもたちが主体的になって活動することができます。

 ⑴ 話し合う

 ⑵ 活動計画を立てる(プログラムを考える)

 ⑶ 必要な係を設置する

 ⑷ 係の仕事を分担する

 ⑸ 集会をする

 ⑹ 活動を振り返る

慣れるまでは、だれが、いつまでに、どんな仕事をするのか、どのような手順で進めていくのかを確認してあげるといいぞ。

③全員で役割分担をする

集会の係は全員で分担し、学級全体で集会を盛り上げるようにします。そうすることで、学級の一員としての意識や所属感が高まります。子どもたちが「準備や活動をがんばったから、こんなに楽しい集会になった」と思えるように評価し、達成感をもてるようにしましょう。

④振り返りを重視する

そして、忘れてはいけないのが「振り返り」です。集会活動の充実のためには、この「振り返り」こそが必要不可欠なのです。

「集会のめあては達成できたか」「自分はどのように取り組んだか」などを振り返らせ、反省点を明らかにします。子どもたちの振り返りを提示することで次への意欲付けとなり、よりよい集会活動へとパワーアップしていくのです。

計画を立てる → 実行する → 振り返る

必ず振り返りを行って、次の集会へとつなげるんだ。

よし! 教師としての心構えはできたぞ。子どもたちと具体的な集会活動の計画を立てよう!

《集会例》「スポーツ集会」をしよう

これまでの集会活動の経験を活かして、学級の絆が深まるスポーツ集会を計画しましょう。そのためには、学級の全員が活躍し、楽しめるものにする必要があります。

①教師から全体に示しておくこと

●学級目標に近づけるような集会

●自分たちの力でできそうな集会

●みんなの絆が深まりそうな集会

これをもとに、「どんな集会をするのか(議題)」「集会のめあて」を決めていきます。

②議題例の提示

子どもたちが集会活動に慣れていない場合は、以下のような例を提示してあげることも大切です。子どもたちの議題を見つける目が育ちます。

議題例

●室内オリンピックをしよう

●オリジナルドッジボ―ル大会をしよう

●あの感動を再び! ミニ運動会をしよう

●新記録に挑戦! なわとび大会 など

この場合、最初から「何の種目をするのか」は決まっているので、集会のめあてに合った「その学級だけのルール」や「全員が楽しむにはどうすればいいのか」を話し合うといいんだ。

集会活動の経験が多い学級ならば、話合いの柱①を「何の種目をするのか」にして、めあてに合った種目を考えるとよいでしょう。学級の実態に合わせてステップアップしていきます。

③学級の実態に合ったルールの工夫

学級には、スポーツの得意な子、苦手な子がいるので、どの子も楽しめるような工夫が必要です。決定した議題から、みんなが楽しめるルールや工夫について話し合いましょう。

ドッジボールのルールの例
○ボールに当たるのがこわい、痛い子には
●ボールをソフトバレーにする。
○一度外野に出るとなかなか中に入れない子には
●外野の人数を固定する(当てられた人が外野に出ると、無条件で1人内野に入れる)。
●一定の時間が経つと「全員復活!」の合図で外野が全員内野に戻れる。
●内野がボールをキャッチすると、外野から1人内野に入れる。

○ボールを独り占めしてしまう子には
●ボールを2つにして、1つは投げる人を限定する。 など

④どの子も活躍できる役割分担

集会活動では、当日だけでなく準備も全員で行います。それぞれが得意分野で活躍したり、新しい係に挑戦したりするのもいいですね。

学級全員が楽しめるように考えることは、学級全体に目を向けることにつながっていく。一人ひとりの思いを大切にすることができれば、そこから自ずと学級の絆が深まっていくものだ。

主な係の例

掲示係:掲示するめあてやプログラムをつくる。

司会係:集会を盛り上げるための司会進行を考え、当日の司会も担当する。

あいさつ係:「はじめの言葉」、「おわりの言葉」を考えて言う。

応援係:チームの応援を考えたり、応援グッズをつくったりする。

お知らせ係:日時や内容などをポスターにして飾ったり、新聞にして家庭に知らせたりする。

準備係:何が必要か考えて準備をしたり、当日コートをかいたりする。

表彰係:賞状やメダルなどをつくって表彰する。

思い出係:タブレット等を活用し、写真を撮る。後日印刷し、掲示する。 など

⑤集会当日

集会を始める前に、必ず「めあての確認」をする場面を設けましょう。「今日の集会は何のためにするのか」を再確認することで、子どもたちが目的意識をもって集会に取り組むようになります。予定通りに活動できているか、役割がうまく機能しているかのチェックも忘れずに。子どもたちと同様、教師の振り返りも大切です。

⑥集会を振り返る

集会の最後に振り返る時間をとったり、終わってから感想を書かせたりして、次の集会へと活かします。

ゲームの交代の時に時間がかかったので、次はスムーズにできるようにしたいです。

参考図書:「楽しく豊かな学級・学校をつくる特別活動(小学校編)」文部科学省/国立教育政策研究所教育課程研究センター(文渓堂)

執筆/大阪府公立小学校教諭・中村麻美

『小四教育技術』2017年8月号増刊より

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