《二学期の学級経営》絆が深まる集会活動~魔の10月を吹き飛ばそう~
二学期は、「集団の中の自分」という意識を高めたい学期です。集団力を高めるとともに、一人ひとりを大切にした集会活動に取り組むことで、学級のさらなるパワーアップをめざしましょう。
目次
どのような集会活動を設定するか
集会活動は、発達段階に応じたもの、学級の成長に合ったものを考えられるように支援していきます。今の時期なら、次のような集会が適しているといえます。
集会活動の指導のポイント
学級会で決定した集会活動の計画に基づいて、みんなで役割を分担し、協力して実践、振り返りを行うことが大切です。
①ねらいを明確にする
学級活動として行う集会活動は、何を目標とするのか、準備から実行、振り返りまでの活動全体を見通して、「提案理由」や「めあて」を考えることができるようにします。
目標にあった「提案理由」や「めあて」にすることが大切! これらは、話合いで決定するときのよりどころになるから、子どもたちが慣れていないようであれば、一緒に考えてあげよう。
②活動の見通しをもつ
次のような手順を事前に指導し明確にしておくことで、子どもたちが主体的になって活動することができます。
⑴ 話し合う
⑵ 活動計画を立てる(プログラムを考える)
⑶ 必要な係を設置する
⑷ 係の仕事を分担する
⑸ 集会をする
⑹ 活動を振り返る
慣れるまでは、だれが、いつまでに、どんな仕事をするのか、どのような手順で進めていくのかを確認してあげるといいぞ。
③全員で役割分担をする
集会の係は全員で分担し、学級全体で集会を盛り上げるようにします。そうすることで、学級の一員としての意識や所属感が高まります。子どもたちが「準備や活動をがんばったから、こんなに楽しい集会になった」と思えるように評価し、達成感をもてるようにしましょう。
④振り返りを重視する
そして、忘れてはいけないのが「振り返り」です。集会活動の充実のためには、この「振り返り」こそが必要不可欠なのです。
「集会のめあては達成できたか」「自分はどのように取り組んだか」などを振り返らせ、反省点を明らかにします。子どもたちの振り返りを提示することで次への意欲付けとなり、よりよい集会活動へとパワーアップしていくのです。
計画を立てる → 実行する → 振り返る
必ず振り返りを行って、次の集会へとつなげるんだ。
よし! 教師としての心構えはできたぞ。子どもたちと具体的な集会活動の計画を立てよう!