授業力を高めたい!⑤ 授業のテンポを考える|樋口綾香のすてきやん通信

Instagramでは2万人超えのフォロワーに支持され、多くの女性教師のロールモデルにもなっている樋口綾香先生による人気連載! 研究の仕方が分からなかったり一人では不安だったりする先生に向けて、授業力を高めるための手段や考え方についてお伝えするシリーズをお届けしています。今回は、1時間の授業のテンポと展開について考えます。
執筆/大阪府公立小学校教諭・樋口綾香

目次
テンポがよい授業とは
「授業のテンポがよい」あるいは「テンポが悪い」と授業参観後に言われたことはありませんか。授業のテンポとは授業の進む速度のことで、「テンポがよい」とは、「曖昧さやモタモタした感じがなく快いさま」を表します。
この「テンポのよさ」は、授業力と大きく関わり合うと私は感じています。子供たちが生き生きと学習に向き合い、楽しみながら力をつけていく授業をするためには、どのようなことを心がけるとよいのでしょうか。