二学期のリスタートを成功させるポイント

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二学期は、運動会、遠足、音楽会など、子供たちが楽しみにしている行事や新しい学習がたくさん計画されています。子供たちと一学期の振り返りをし、係決め、当番の見直し、席替えなど、二学期の見通しをもってリスタートしましょう。

執筆/熊本県熊本市立公立小学校教諭 一法師文明

写真AC

二学期のスタートで大切なことは?

二学期のスタートで大切なことは?
優先順位を決めて新学期スタート

新学期は、学級を軌道に乗せるために、しなければいけないことがたくさんあります。そのため、慌てて機械的にいろいろなことを決めてしまうことがあります。しかし、担任として、学期のはじめにしなければならないことに優先順位を決め、スムーズな新学期スタートとなるようにしましょう。そして、夢と希望をもって登校してきた子供たちのやる気を引き出す、学期はじめになるようにしましょう。

●二学期はじめにすること
 例:□ 宿題提出
   □ 係決め
   □ 当番の見直し
   □ 席替え
   □ 二学期のめあて決め

二学期のめあてを決めよう

二学期のめあて 黒板例
振り返りと見通し 黒板例

二学期のめあてを決める際に必要になることとして、『振り返り』と『見通し』があります。

めあて決めの際、「めあてを決めましょう」と指示しても、子供たちはこれまでの自分や、これからの自分について深く考えることなく、めあてを書いてしまいます。そこで「一学期のめあてカード」や、「一学期末に行った学期の反省」等を配付し、一学期を振り返り、さらに伸ばしたい点を見つけさせましょう。

また、二学期にどのような行事があるのか、どのような力をつけてほしいのかといった、展望も教師が話します。そうすることで、なりたい自分の姿をイメージし、そのために何をしなければいけないのかを具体的に考え、めあてを立てることができるようになります。

めあてシートの工夫をしよう

二学期のめあてシートをつくる子ども
付箋を活用しよう

① 振り返りができるスペースを設けておく。

② めあてを達成したら、書き換えられるように工夫する。(付箋の利用)

より高い自分を目指していけるように、定期的にめあてを振り返り、達成したら書き換えられるようにしましょう。


イラスト/髙橋将暉

『小一教育技術』2018年9月号より

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