ICT活用で指導力アップ〜ダンス指導に便利なアプリ~
運動会などのダンス指導では、手本となる先生の実演や、見本となるビデオが必要になります。そんな時に役立つ、動画を反転させることができるタブレットやスマホのアプリ(「ウゴトル」や「InShot」など/無料)と便利な活用方法をご紹介します。

目次
動画反転アプリをダンス指導に活用
まず、見本となる先生のダンスの動きをタブレットなどでビデオ撮影し、その映像を簡単にアプリで反転させることができます。あとはテレビにつないで映し出すと、子供は鏡を見るようにして練習ができます。演技が上手な子供を撮影して反転させ、手本の映像として提示してもよいでしょう。
・ウゴトル(iPhone/iPad用・Android用)
・InShot(iPhone/iPad用・Android用)
コマ送りや2画面再生で、ラクラク指導
動画アプリ「ウゴトル」は、コマ送りができ、段階的な細かな指導ができます。また、二つの映像を並べて映し出せる機能があり、前向きの姿と後ろ向きの姿の両方を録画して同時に見せることが可能です。

学年単位のダンス指導は、体育館で行う場合が多いでしょう。それらの映像をスクリーンに映し出して大きく見せると効果的です。
また、教師が実演をして指導する場合も、後ろ姿のビデオだけをスクリーンに映し出します。教師の視線は常に子供に向いています。
ICT機器ワンポイントアドバイス
●動画撮影では、三脚ホルダーが必須
最近は、スマホである程度きれいな動画の撮影ができますが、手持ちでは、手ぶれが起きがちです。
特に手本となるダンスの撮影には、スマホを固定するホルダー付きの三脚の使用をお勧めします。三脚も地面に立てるものから、卓上のものまでいろいろあります。
●タブレットなら、まな板スタンドを三脚代わりに!

タブレット用の三脚もありますが、本体が重い分、頑丈でなくてはならず、価格は少し高めになります。しかし、テーブルの上からの撮影などであれば、100円ショップで売っているまな板スタンドに立てて、撮影することが可能です。隙間を布で補えば固定することもできます。
執筆/熊本県公立小学校教諭・西尾 環
『小一教育技術』2018年9月号より
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