子供が変わる!心に響く褒め方や叱り方
子供の心に届く褒め方と叱り方のポイントを解説します。
執筆/愛媛県公立小学校教諭・篠原慶史

目次
子供や学級の成長のサイクル
「①教える、期待する」「②信じる、任せる」「③認める、励ます」のサイクルを繰り返すことが子供や学級の成長につながります。子供の成長を信じて、支援し続けることが「子供と教師の信頼関係」の構築につながり、「この先生の言うことなら」と、指導がより効果的になります。

褒め方
Q. 褒め方のこつはありますか?

A. その子らしさを伸ばす褒め方を。

褒め上手になる5つのポイント虎の巻
1 常にアンテナを張り巡らせよう
「褒めることはないか」と常にアンテナを張り巡らせ、子供の小さな成長や些細なことでも積極的に褒めます。

2 過程や努力に注目しよう
「テストで100点とった」などの結果よりも、その子が100点とるために行ってきた過程を褒めるようにしましょう。

3 行動を価値づけしよう
褒める言葉に対して、その行動にどんな意味があるのかという価値づけを行うことで、社会の役に立ったという自己有用感が高まります。

4 全身で喜びを表現しよう
褒める方法は、褒め言葉だけではありません。拍手したり、思いきり頷いたりするのも、その子を認める方法です。特に感染症予防のためにマスク姿であっても、子供たちは先生たちの表情をよく見ています。

5 褒める場所やタイミングに留意しよう
高学年になると、みんなの前で褒められるのを嫌がる子供もいます。時間や場所、場面の状況に応じて個別に褒めたり、友達や他の先生を介して褒めたりするのも効果的です。



