夏休みは楽しい宿題でやる気アップ!

子供たちのやる気をアップさせる夏休みの宿題のポイントについて解説します。

執筆/東京都県公立小学校主任教諭・佐藤理津子

夏休みは楽しい宿題でやる気アップ!

夏休みの課題は計画的に準備しよう

子供たちが待ちに待っていた夏休みが、もうすぐやってきます。感染症予防の対策は継続しつつも、子供たちは、「家族で遊びに行く」「親戚のおうちでお泊まりをする」「子供会のキャンプに行く」など、多くの予定が詰まっていることでしょう。しかし、夏休みのような長期の休みに入ると、ついつい寝る時間が遅くなって朝寝坊をしてしまったり、宿題を後回しにして遊んでしまったりするなど、生活リズムが崩れてしまうことがあります。

特に低学年のうちは、おうちの方の協力が不可欠です。保護者会や学年だよりを通して、夏休みの過ごし方や夏休みの課題、夏休みに入る前に子供と確認してほしいことなどを伝えられるとよいでしょう。

めあてを考えよう

だらだらと過ごす夏休みにしないために、夏休みの「めあて」を考えさせることが大切です。しかし、低学年のうちは、自分で「めあて」を考えることが難しいため、保護者に一緒に考えてもらえるよう、協力をお願いしましょう。

夏休みの課題

ひらがなやたし算など、一学期の復習に当たる課題も大切ですが、子供たちがわくわくして自分から取り組みたくなるような課題を出してみるのもよいでしょう。「チャレンジ10」の内容(下図参照)は、家族との思い出づくり、ふだんとは違う生活、夏(休み)ならで……などの視点で選ぶとよいでしょう。

イラスト/佐藤雅枝

『教育技術 小一小二』2021年6/7月号より

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