二学期で学級経営のリスタート!成功の手立てとは!?
アメリカでは9月が新学期です。一学期うまくいかなったことがあっても、アメリカ人になった気分でもう一度やり直せばよいのです。レッツ リスタート!!

目次
机の上に教科書を
まずは、新学期に向けて環境を整えましょう。夏休みは、春休みよりも長いお休みです。ということは、9月は、4月当初よりも机や椅子にほこりがたまっているということです。夏休みの最終週に、子供たちの机や椅子を雑巾できれいに拭いておきましょう。その時に、一学期に気がつかなかった机や椅子の傷みに気がつく場合があります。予備があるようなら、新しい机や椅子に交換しておきましょう(予備がない場合は可能な限り修繕しましょう)。

そして、そのきれいになった机に、二学期最初に配付する教科書をきれいに置いておきます。全部の座席に教科書がきちんと並んだ景色は壮観です。二学期も頑張ろうという気持ちになります。教科書だけでなく二学期の最初に配付するドリル等も一緒に置いておくとよいでしょう。
また、教室の蛍光灯も拭いてみてください。意外と汚れているものです。明るさが格段にアップします。文字通り明るい教室のできあがりです。気分よくリスタートできます。
気持ちよくリスタートするために
9月はリスタートのよいタイミングですが、一学期でうまくいかなったことをそのままリスタートしても同じ結果を繰り返すだけです。何が原因でうまくいかなかったのかを分析しなければいけません。 4月に考えたシステムを自分なりに分析して、二学期を迎えましょう。うまくいったことは、さらにバージョンアップし、うまくいかなかったことは、「REBORN」させればよいのです。
教室環境
4月に貼った掲示物がそのままになっているということはないですか? 学級目標や時間割など、年間を通じて掲示するものもありますが、5月の学級通信がそのまま・・・という状況は問題です。教室環境には変化が必要です。
一学期中に、変化はあったでしょうか? もし、変化がなかったとしたら、なぜ変化がなかったのか分析しなければいけません。教師の意識が低かったのなら、二学期は毎月掲示を変えることをどこかで宣言すれば、教室環境への意識を継続することができるでしょう。掲示するものがなかったのなら、定期的に作品作りができるような計画が必要になります。
座席についてはどうですか。座席の配置を換えるだけでも気分は大きく変わるものです。
掃除当番
一学期末、子供たちは意欲的に掃除に取り組んでいましたか? 子供たちの動きが不十分だったとしたら、それは、活動内容や手順が明確でなかったからかもしれません。一学期の間に全員が全ての分担場所を経験していない場合もあります。もう一度手順ややり方を確認する必要があります。人数に対して仕事内容は適切だったでしょうか。内容の見直しが必要になるかもしれません。
給食当番
4月当初には、「嫌いなものでも一口は食べよう」と指導していたのに、時間がない時には一口も食べずにそのまま残してしまう子をスルーしてしまったことはありませんか? このような小さな変更が、やがて定番のシステムを崩してしまうことがあります。一度崩れたシステムを、学期途中に戻すことはかなり難しいものですが、この時期にはリセットすることが可能です。クラス単位ではなく、学年全体で統一して行えばうまくいきます。給食のシステムがうまく機能しているクラスの先生に相談してみることをお勧めします。
係活動
係活動が停滞している場合の多くは、活動時間が少ないことが挙げられます。きちんと活動時間を保障する工夫が必要です。短時間でもよいので活動時間を確保する取り組みを考えてみましょう。

朝の会・終わりの会
マンネリ化していませんか? 以前「スピーチ」を朝の会のプログラムに入れていた時のことです。スピーチの内容がマンネリ化して面白くなく、聞いている方も集中力がなくなってきていました。そこで、思い切ってやめることにしました。すると、朝の会のどんよりとした雰囲気がなくなりすっきりしたのです。時間が短くなったことで別の活動を生み出すきっかけにもなりました。