教室が笑顔になる5月のラッキーアイテム「学級マスコット」
学級がスタートして1か月、今月は教室に癒しと愛が生まれるラッキーアイテムを紹介します。教師と子供たちとをつなぐ、愛されキャラクター「学級マスコット」を教室に招き入れてみてはいかがですか。
目次
5月のラッキーアイテム
「学級マスコット」
Point1 黒板に吹き出しを付けて、何気ない「つぶやき」を
私の場合は、自分の家に置いてあった木彫りの人形を使用しました(ぬいぐるみでも、指人形でもよいと思います)。この人形に、何気ない一言をつぶやかせてあげましょう。
・カレー楽しみ!
・運動会の練習、頑張ってたね!
・今日はいい天気だなあ。
・雨だね…なんだか落ち着くなあ。
教師の心の言葉を代弁させたり、第三の視点から学級を見たりすることができます。写真などを組み合わせて、子供たちの行動を褒めるなどのアレンジも可能です。
Point2 遠足や社会科見学にも連れていこう!(お留守番も可)
遠足などの学校行事に共に参加し、思い出を共有してこそ仲間です。そこで、教師のリュックサックの中身に余裕があれば、この「学級マスコット」を忍び込ませて一緒にお出掛けしましょう。お弁当の時間などに顔を出してあげると、子どもたちも和みます。一緒に記念写真も撮ってはいかがでしょうか。
子供たちのなかで、この「学級マスコット」の存在が受け入れられると、
名前をつけよう!
折り紙でお家を作ってみたよ
お花の髪飾りをかぶせたよ。かわいいでしょ!
と、次々に、提案や行動が見られるようになります。
5月における、これらの提案や行動は、(本当にやってもいいのかなあ…)と、一抹の不安を抱えている子も多いものです。そんな時、私はこのように声をかけます。
自分が学級のためによいと思ったことは、進んでやってごらん。
「学級マスコット」の実践を通して、『よいと思ったことは進んで。』という合言葉が生まれました。ぜひ、みなさんの教室でも取り組んでみてください。
八神進祐(やがみしんすけ)●1988年、愛知県生まれ。愛知教育大学卒業。教育サークルMOVE代表。子どもたちの“ありのまま”を大切にした教育実践に取り組んでいる。
著書「今すぐ真似したくなる教室のひみつ道具図鑑」、教育論文入賞多数、第5回・第7回「全国授業の鉄人コンクール」優秀賞、フォレスタネットグランプリ初代MVP。
YouTubeでは小学館「みんなの教育技術」より、授業力アップ動画を、Twitterでは「だいじょーぶ先生」(@teacher16694123)としてアイデア溢れる教育実践を発信中。