個人面談で信頼を得る教師がしている8つのポイント

保護者であっても、相手のことを思いやり、何かをしてあげたいという強い思いがあると、援助的・指導的な聴き方になりがちなのではないでしょうか。逆に言うと、それは、しっかり聴いてもらっていないと思ってしまう要因の一つになる可能性もあります。個人面談などで相手の話を聴いてあげようという場合、まずは教師側からの自己開示をすることをおすすめします。
執筆/上級教育カウンセラー・八巻寛治
目次
まずは自己開示から
自己開示とは、自分の状況や考え方、感情などを語ることです。教師がある程度のプライベートな部分を語ることになるので、相手との心理的な距離が縮みやすくなります。
さらに、教師が自己開示した言葉がモデルとなるので、子供や保護者も話しやすくなるという効果もあります。
根本的には、教える者と話を聴く者という関係ではなく、お互いに語り合おう、自己開示しようという関係を意識することです。
本音を聴くということは、相手を受け入れること、尊重することになります。必要に応じて教師という立場の殻を置いて、一人の人間として話を聴く(傾聴)ことをおすすめしたいものです。