学級活動(2)健康によい食事のとり方を考えよう
コロナ禍の今、外出を控え、家で活動することが増えた子供たちも多くいることでしょう。そこで、家での食生活を見直し、健康によい食事のとり方を考えることで、望ましい食生活の習慣化を図るようにしましょう。
執筆/福岡県公立小学校教諭・有得辰俊
![学級活動(2) 健康によい食事のとり方を考えよう](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2022/01/075-4.jpg)
目次
事前調査
事前にアンケートをとって、子供自らが「他の人は、健康によい食事のとり方をしているのか」「健康によい食事とはどんなものか」という疑問を持ち、問題意識が高まるようにします。
①つかむ段階
事前にとったアンケートをもとに、その結果をグラフや表にまとめて提示します。アンケート例の設問1は、グラフにすると効果的です。
![食事について話す二人](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2022/01/d617c8fad03a3ec5068b9d7f6fbb55e8.jpg)
②さぐる段階
栄養教諭をゲストティーチャーとして招き、「健康によい食事のとり方」「健康によくない食事のとり方」「病気の予防」の観点から話をしてもらいます。
![3色の栄養バランスがとれた食事をすることと3食しっり食べることが大切です。塩分、糖分、脂肪分の取り過ぎはよくないです。](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2022/01/gs.jpg)
③見つける段階
健康な食事のとり方について話し合います。
![話し合う子供たち](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2022/01/hhh.jpg)
![子供たちがそれぞれ思っていることを話し合わせることで、自分に合った解決方法を見つけることができるようにします。](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2022/01/075-1-e1642430177904.jpg)
④決める段階
これまで話し合った内容をもとに、努力すべき具体的な個人目標を決めます。また、決めた行動を振り返ることができるように、振り返りカードを準備します。
![決めた内容が実現できそうかどうか、机間指導で助言します。あくまでも、意思決定させることが大切です。また、家庭科や保健などと教科横断的な学習を仕組んだり、食育の年間計画に位置づけたりすることで、より効果的な学習にすることができます。](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2022/01/ssss-e1642429354712.jpg)
![振り返りカードの例](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2022/01/bx.jpg)
板書例
イラスト/高橋正輝
『教育技術 小五小六』2021年1月号より