学級活動(2)健康によい食事のとり方を考えよう

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コロナ禍の今、外出を控え、家で活動することが増えた子供たちも多くいることでしょう。そこで、家での食生活を見直し、健康によい食事のとり方を考えることで、望ましい食生活の習慣化を図るようにしましょう。

執筆/福岡県公立小学校教諭・有得辰俊

学級活動(2) 健康によい食事のとり方を考えよう

事前調査

アンケートの例

事前にアンケートをとって、子供自らが「他の人は、健康によい食事のとり方をしているのか」「健康によい食事とはどんなものか」という疑問を持ち、問題意識が高まるようにします。

①つかむ段階

事前にとったアンケートをもとに、その結果をグラフや表にまとめて提示します。アンケート例の設問1は、グラフにすると効果的です。

食事について話す二人

②さぐる段階

栄養教諭をゲストティーチャーとして招き、「健康によい食事のとり方」「健康によくない食事のとり方」「病気の予防」の観点から話をしてもらいます。

3色の栄養バランスがとれた食事をすることと3食しっり食べることが大切です。塩分、糖分、脂肪分の取り過ぎはよくないです。

③見つける段階

健康な食事のとり方について話し合います。

話し合う子供たち
子供たちがそれぞれ思っていることを話し合わせることで、自分に合った解決方法を見つけることができるようにします。

④決める段階

これまで話し合った内容をもとに、努力すべき具体的な個人目標を決めます。また、決めた行動を振り返ることができるように、振り返りカードを準備します。

決めた内容が実現できそうかどうか、机間指導で助言します。あくまでも、意思決定させることが大切です。また、家庭科や保健などと教科横断的な学習を仕組んだり、食育の年間計画に位置づけたりすることで、より効果的な学習にすることができます。
振り返りカードの例

板書例

板書
板書

イラスト/高橋正輝

『教育技術 小五小六』2021年1月号より

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