冬休みを迎えるために! 荷物・作品持ち帰りのベストな指導

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長い休業前は、お道具箱や各教科の作品など、持ち帰るものが多くなります。一度に持ち帰るのはとても大変です。「安全に」持ち帰ることができるように、想定しながら計画を立て、気持ちよく冬休みを迎えられるようにしましょう。

執筆/神奈川県公立小学校教諭・西田あすか

気持ちよく休みを迎えよう!荷物・作品の持ち帰りのポイント

持ち帰り計画を立てる

はさみやのりなど、学習で使うものもあります。最後の1週間を目安に計画的に持ち帰ることができるようにしましょう。

持ち帰るもの・学校に置いておくもの

お道具箱は、休み中に点検・補充をしてほしいものです。のりの中身がなくなっていたり、色鉛筆やクレヨンが小さくなっていたりします。家庭に持ち帰り、保護者と一緒に確認してもらいましょう。また、保護者にお願いしたいことは、学年だよりなどで、くわしい説明を記載しておくことも忘れないようにしましょう。

今日はお道具箱を持ち帰る日だ
学級だよりに記載する。

作品の持ち帰り

二学期は長いので、各教科でたくさんの作品を作ります。例えば、図工では、平面や立体の作品など、大きさもさまざまです。生活科では、観察カードや秋の身近なものを使ったおもちゃなどが考えられます。

学年で相談し、冬休み前に持ち帰るもの、年度末に持ち帰るものを精選しましょう。

【図工の作品】

今年は、保護者が来校する機会も少なく、子供の作品を鑑賞してもらっていません。冬休み前ではなくても、子供同士の鑑賞の時間、評価などが終わったら、その都度、作品を持ち帰るようにしていきましょう。

また、低学年は、図工の材料も家から持ってくるので荷物が多くなります。使い終わったらすぐに持ち帰りましょう。

立体の図工の作品は持ち帰らせよう

教師も計画的に子供たちに作品を返却することが大切です。なかには、持ち帰るのを忘れてしまう子もいます。また、雨の日には、傘をさしながら荷物を持つのは安全ではないので、たくさんの荷物を持ち帰ることはできません。個人面談を設定している学校は、保護者に持ち帰ってもらうのもよいでしょう。冬休みの1日前には、大きな荷物はすべて持ち帰ることができるように余裕をもって計画を立てましょう。

いい例・悪い例

イラスト/佐藤雅枝

『教育技術 小一小二』2020年12月号より

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