子供のやる気をONにする学習ゲーム10選〈国語〉
休み明けの先生の助けとなりそうな、国語の授業で使えるゲームを10個まとめました! おうちモードから学校生活にうまく気持ちを切り替えられない時、子供のやる気スイッチをONにする学習ゲームは効果的です。授業だけではなく、学びの継続として家庭学習にもおすすめですよ。
目次
文字×ゲームで苦手意識を克服!
語彙力を付ける「言葉ノート作り」
「授業中に習った」「本に出てきた」など、気になった言葉とその意味を、その日のうちにノート( 10マスのリーダー付きのものがおすすめ)に書き留めます。見返すことで、文章を書く際にも大活躍します。
漢字力を付ける①「熟語作り」
漢字を覚える方法の一つとして、習った漢字を組み合わせ、「海」と「外」で「海外」などのように熟語作りに挑戦してみましょう。同じ漢字を何回も書いて練習するよりも、興味をもって覚えることができます。
漢字の学習のときは、辞書を常に机の上に置くようにしましょう。興味をもったらすぐに調べられる環境づくりも大切です。
作文力を付ける「身近な人に手紙を書こう!」
書き方のポイント
- クラスみんながくじを引き、誰に手紙を書くかを決めます。くじを引いた子は、自分が誰に手紙を書くかを言ってはいけません。
- 先生は、子供たちに付箋を数枚配ります。手紙を送る相手を思い浮かべ、付箋1枚につき一つ、相手のよいところ、相手に伝えてうれしいことなどを書き出します。
- この付箋は「はじめ」の部分に、この付箋は「おわり」の部分で伝えようなど、読み手に伝わりやすい順番を考え、付箋の場所を入れ替え終わったら、文章を書き始めます。文章のつながりが大切なので、書き出した付箋の内容を、無理に全部入れなくても大丈夫なことも伝えましょう。
- 書き終わったら、文章を読み返し、間違いを正すように伝えます。送る相手を思い浮かべ、封筒を手作りしたり、折り紙の作品を作って入れたりしても楽しいですね。
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漢字力を付ける②「漢字まちがいさがし 」
漢字にわざと間違いをつくって提示し、子供たちが正しい漢字を書くというゲームです。教師は、子供が間違いやすい漢字を選んで、わざと間違った漢字をつくって並べます。
正しい別の漢字も混ぜたり、一部分を書き込む形式にしたり、マスを埋めた漢字の中から違う字を見付けたりすることで、難易度の変化を付けることができます。
聞く力を付ける「指なぞり音読」
教科書を使って、教師が音読をします。子供たちは、教師が読んでいる部分を指でなぞっていきます。慣れてきたら、音読のスピードを速くしたり、わざと止まったりして、変化を付けるようにします。
教師が早口で読んでいることが面白くなったり、ついつい教師が読んでいるところよりも先に指を進めてしまったり、ただ音読を聞いているだけよりも、楽しんで取り組むことができます。
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低学年向け①「ひらがなあて」
ひらがなの一部を隠します。そして、その文字が何かをあてるというゲームです。
低学年向け②「しりとり」
マスのワークシートを使うことで、 発展的な取り組みとして、最後の1文字につなげるだけでなく、どの文字からつなげてもよいという進め方も可能です。
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高学年向け① 「地名しりとり」
ゲームの進め方
- 4人1組程度のグループ(班)になる。
- クラスを半分にして2チームに分ける。
- 最初の地名を提示する(両チームに別々の地名をお題に出してもよい)。
- 1班の①~④→2班の①~④・・・のように、グループで順番を決めて、黒板に書いていく。パスはチームで3回までしてもよい。
- 制限時間(3~5分程度)の中で多く書けたチームの勝ち。ポイント制とする。
- ゲーム後、お互いのチームの答えにおかしな点がないかをチェックしながら答え合わせをする(間違ったものはポイントに入れない)。
高学年向け②「漢字ベースボール」
ゲームの進め方
- 黒板に、ベースボールのダイヤモンドを書く。
- 「地名しりとり」と同じ形態で、グループになり、クラスを半分に分ける。
- お題を提示する。
- 時間を決めて(30秒~1分程度)、黒板の両サイドに、お題にあった漢字を書いていく。漢字を多く書いたグループの勝ち。勝ったら1塁に進むことができる。
- 次のグループは、その続きから行う。
- 一回戦1班対8班、二回戦2班対7班、三回戦3班対6班、四回戦4班対5班というように、グループごとに対戦し、紅白で競う。
- グループ戦以外にも、ノートにベースボールのダイヤモンドを書いて、個人戦にすることもできる。
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授業で使える!楽しい地名、漢字ゲーム【高学年向け】
よく聞く空気をつくりたい時に「真実の口」
ゲームの進め方
- ペアで、「真実の口役」と「逃げる役」を決める。
- 「真実の口役」は、「逃げる役」の手を包むように軽く握る。
- 教科書を目で追いながら、教師の範読を聞く。
- 教師はところどころで、わざと間違い読みをする。その瞬間に、「真実の口役」は「逃げる役」の手をつかむ。「逃げる役」はつかまれないように逃げる。
- 5回行ったら役割を交代し、つかまれた回数の少ない方が勝ち。
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国語・算数|授業はミニゲームで空気を変える!
いかがでしたか。どれもゲーム感覚で子供たちが楽しめるものばかりですよね。45分間の中で、教室の雰囲気をちょっと変えたい時に取り入れてみてください!