「三脚トレイ」で授業革命|子供たちが前のめりになる学級経営&授業アイデア #8


学級経営と授業改善について、アナログとデジタル、それぞれのよさを融合しながら唯一無二の実践を続ける鈴木優太先生の連載です。子供たちが熱量高く、前のめりに学習したり活動したりする学級づくりや授業のアイデアを、毎月1本紹介します。今回は、あらゆる授業で活躍する「三脚トレイ」を取り上げます。
執筆/宮城県公立小学校教諭・鈴木優太
目次
集合写真を撮影しているうちにいいクラスになっていく
「集合写真を笑顔で撮影できるクラスはいいクラスです」
これは、学校行事や校外学習で数多くの子供たちを撮影してきたプロのカメラマンが語っていた印象的な言葉です。
そこで、三脚を教室に置いて、日々のささやかな節目ごとにクラスみんなで集合写真を撮るようにしました。
「〇〇さん、前においで!」
「せーの、イェーイ!」
「せっかくだから、もう1枚!」
こうした声のかけ合いや笑顔のやりとりが、クラスの雰囲気をやわらかくほぐし、関係性を温めていく時間になっていったのです。
集合写真を撮影しているうちに、笑顔のいいクラスになっていく
私は確信するようになりました。
そこで、いいクラスを目指して三脚を活用します。とはいえ、三脚は多くの先生方にとって「行事のときだけに登場する特別な道具」かもしれません。
そんな印象をがらりと変えるアイテムが、今回ご紹介する「三脚トレイ」です。
授業で大活躍する教師の相棒「三脚トレイ」
三脚に取り付けるのは、カメラだけではありません。
トレイを装着
「三脚トレイ」にアップデートすると、高さ・角度を自在に調整できる可変式デスクに早変わりします。 立ったまま使えるちょうどよい高さにできるので、授業との相性抜群です。片手で移動できる軽さと安定性を両立したこのツールは、動ける教師を支えてくれる強力な相棒になります。このアイデアで、行事の時だけに登場する特別な道具という三脚のマイナーイメージを刷新です。

「三脚トレイ」はあらゆる授業で大活躍しますが、特におすすめしたい活用事例を3つ紹介します(作り方は後述)。