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指導の記録はどう残す?<中高教員の実務>

連載
中高教員の実務

創価大学大学院教職研究科教授

宮崎 猛

文京学院大学名誉教授

小泉博明

指導の記録をとる目的は、継続して指導するためや保護者へ報告するためといった理由からです。記録をとっていないと、問題の対応が遅れたり、不十分になったりと学校不信の原因にもなります。

編著/小泉博明・宮崎 猛

【特集】中学校・高校教師 実務のすべて#46

先輩から「指導の記録は必ずとっておくように」と言われたんだけど、何を、どのように記録しておけばいいんだろう?

学校では日々、いろいろな場面で、様々な指導が行われます。これを適切に記録し、ほかの先生たちと共有することで、次に同じような問題が起きたときの対応に生かすことができます。貴重な教育実践ですから、こまめに記録に残していきましょう。

なぜ記録をとる必要があるのか

生徒への指導については、記録をとり情報を共有化する必要が多くあります。それは、主に次のような理由からです。

● 継続して指導するため
● 複数の教員で指導するため
● 他学年の生徒や他校の生徒と関わりがあるため
● 保護者へ報告するため
● 関係諸機関(家庭裁判所、警察、少年センター、家庭支援センター、児童相談所など)に連絡・相談するため

もしも記録をとっていないと、「いつ、どんなことが起こり、どう指導し、その結果どうなった」かが分からなくなってしまいます。その結果、問題への対応が遅れたり、不十分になったりし、保護者への説明責任も果たせず、教師不信・学校不信の原因となることもあります。

記録のとり方

1.指導ノートを1冊用意します。教務手帳のようなものでも、パソコンやタブレットに記録するのでも構いません。
2.いわゆる「5W 1H」の「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「どのように」が分かるように記録します。
3.毎日忙しい中で記録するため、きれいに書かなくても構いません。メモ程度でもよいでしょう。
4.大事なことは、「忘れずに書く」ということです。慣れるまでは「あとで書こう」と思わず、「今すぐ書く」という習慣をつけましょう。

記録の例

下記のように、簡潔にメモをまとめます。箇条書きでも構いません。

情報の記録と共有化の例

イラスト/タバタノリコ・畠山きょうこ

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