1年生の探究授業『1学期を終えて』<探究のすすめ方・小学校1年生ベーシックアドバンス②>


探究学習にお悩みの先生方必見! 本連載では小学校の探究学習の実践例として、独自の探究的な授業カリキュラムを実践している奈良育英グローバル小学校の取り組みを、四天王寺大学教育学部の仲野純章先生監修のもとに紹介します。同校では、1年生の探究的授業を「ベーシックアドバンス」、2年生から4年生までは、これを発展して「アドバンス」と呼びます。ご紹介する連載は、1年生の探究学習「ベーシックアドバンス」と3年生の探究学習「アドバンス」の2本立て。
こちらの【連載】探究のすすめ方/小学校編 <ベーシックアドバンス・1年生>では、茨木恭子先生のクラスに密着して、取り組みを追っていきます。
執筆/四天王寺大学教育学部准教授・仲野純章

◆【連載】探究のすすめ方/小学校編 <アドバンス・3年生> もご覧ください。
目次
はじめに
児童自らが自発的に持ってきた「みんなに伝えたいこと・教えてあげたいこと(以下、発表物)」の発表と、それに対する他の児童からの質問や意見、あるいは教員からの派生的な話などが展開される授業「ベーシックアドバンス」。
前回の記事でも紹介したように、この授業では、児童の興味・関心・知識を大きく広げることに加えて、「立ち方」「発表の仕方」「座り方」「話の聞き方」「記録・意見の書き方」など、探究的な学び、さらにはその他のあらゆる教科の学びでも必要とされる基本的態度の育成も目指されています。
〈前回の記事はこちら〉
◆1年生の探究授業・ベーシックアドバンスがスタート! <探究のすすめ方・小学校1年生ベーシックアドバンス始動編>
1学期を経て見られ始めた変化の兆し
1学期を終えて、早くも児童の様子に様々な変化が出てきたようです。