早起きしなくてもダイジョウブ! 誰でも開花が目撃できる、アサガオのウラ技観察法で、夏休みの自由研究を!

小学1年生の教材として定番のアサガオ栽培。おそらくほとんどの人が、一度はアサガオを咲かせたことがあると思います。しかし、アサガオの花が開く瞬間を見たことがある人はどのくらいいるでしょうか? アサガオは早朝に咲くので、気がついたら咲いていた…という人が多いのではないでしょうか。
開花の瞬間は、アサガオのライフサイクルの中で最も感動的な瞬間と言えます。それを誰でも目撃できる、ちょっとしたウラ技がありますので、ご紹介します!
【連載】モンタ先生の自然はともだち #18
執筆/森田弘文
目次
改めて確認したい! アサガオを栽培することの良さ
アサガオほど子どもの観察に適した植物はありません。春に種をまき、夏には大きな花を咲かせます。一年生草本なので、秋には実もなり種をとることができます。
水の量の管理が十分でなくても枯れにくく丈夫ですので、栽培が容易です。成長が早いため、植物が日々変化していく様子を間近に見ることができます。
子どもたちの発達段階に応じて、成長の様子や特徴などに、さまざまな気づきがあると考えられますし、生命を尊重する心情を育てるのにも非常に向いています。

そんなアサガオの栽培で最も感動的で印象に残るのは、何と言っても開花の瞬間ではないかと思います。つぼみが開く様子、特にねじれていたつぼみがほぐれていく様子などは、感動的で一見の価値があります。
しかし、開花の瞬間を見届けることができる人は、ごくわずかではないかと思います。アサガオは日没からおよそ10時間後に開花するため、例えば関東では朝5時台の非常に早い時間に起きていなければいけません。
こんな時間に起きて観察しよう、というのは、子どもたちの健康を維持する観点からよろしくありませんね。
そこで、以下にご紹介するウラ技を活用し、手軽に好きな時間に、アサガオの開花を楽しんでもらいたいと思います。