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小6特別活動「SNSによるコミュニケーション」指導アイデア

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文部科学省教科調査官監修「特別活動 指導アイデア」
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【文部科学省視学官監修】特別活動 指導アイデア
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文部科学省教科調査官監修「教科指導のヒントとアイデア」

文部科学省教科調査官

和久井伸彦
小6特別活動「SNSによるコミュニケーション」指導アイデア バナー

文部科学省教科調査官監修による、小6特別活動の指導アイデアです。5月は、学級活動⑵「SNSによるコミュニケーション」の実践を紹介します。
SNSを安全に便利に使うにはどうすればよいのかを考え、よりよい人間関係を形成するためのSNSの使い方などについて、学級で話し合ったことを参考にして、意思決定していくことを目指します。

執筆/鳥取県公立小学校教諭・遠藤 聡
監修/文部科学省教科調査官・和久井伸彦
 鳥取県公立小学校校長・太田敦弘

年間執筆計画

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4月 学級活動⑶ ア 6年生になって
5月 学級活動⑵ イ SNSによるコミュニケーション
6月 学級活動⑴ 1年生と交流会をしよう
7月 学級活動⑶ ウ 進んで取り組む自主学習
9月 学級活動⑴ 係を決めよう
10月 学級活動⑶ イ 見つめよう、自分の役わり
11月 学級活動⑴ 2学期がんばったね会をしよう
12月 学級活動⑵ エ おやつの取り方
1月 学級活動⑵ イ 男女仲良く
2月 学級活動⑴ 5年生にバトンを渡す会をしよう
3月 学級活動⑶ ア もうすぐ中学生

はじめに

令和6年2月にこども家庭庁が実施した「令和5年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」の結果によると、スマートフォンの子供の専用率について、10歳以上で70.4%が子供専用、20.3%が親と共用していることが明らかとなりました。また、スマートフォンによるインターネットの利用内容についての内訳を見ると、「投稿やメッセージを交換する」「動画を見る」「ゲームをする」「検索をする」「音楽を聞く」などが上位を占めています。これらのことからスマートフォンは子供たちにとって身近で便利な道具であり、多くの子供たちが利用していることが分かります。
しかし、便利なコミュニケーションツールとして利用している一方で、友達とのトラブルの原因になることも考えられます。例えば、表情が分からないことや、短い文章で伝えようとすることで誤解を招いたり、自分の気持ちを上手に伝えられなかったりすることからトラブルに発展することもあります。また、返信をすぐにしないことで仲間はずれにされてしまうことなどもあります。このような課題を子供自身が自分事として捉えたうえで、SNSを安全に便利に使うにはどうすればよいのかを考え、よりよい人間関係を形成するためのSNSの使い方などについて、学級で話し合ったことを参考にして、一人一人が意思決定していくことが重要です。

本題材である「SNSによるコミュニケーション」は、学級活動⑵「日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全」の「イ よりよい人間関係の形成」の指導内容です。
ただし、学級活動⑵の「ウ 心身ともに健康で安全な生活態度の形成」と関連を図り、健康への影響などについて扱うことも考えられます。

本題材のねらいについて

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