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保護者会を実りあるものにするには?<中高教員の実務>

連載
中高教員の実務

創価大学大学院教職研究科教授

宮崎 猛

文京学院大学名誉教授

小泉博明

担任として保護者会に臨むにあたって、何をどのように話せばよいか悩んだときの解決法をお伝えします。また、信頼関係を築く保護者会の進め方のポイントも見ていきましょう。

編著/小泉博明・宮崎 猛

【特集】中学校・高校教師 実務のすべて#7

初めての保護者会。新任教師だから保護者の方は不安に思っているかも。何を、どのように話せばいいんだろう?

担任として最初の保護者会は、とても緊張するものです。しかし、最初の出会いで保護者を味方につけると、学級を経営するうえで、大きな力を得ることになります。

保護者会に臨むにあたって

保護者会の目的とは

保護者会で大事なことは、学校の教育活動を保護者に理解してもらうことです。また、担任として、自身の学級経営を理解してもらう場でもあります。実際には、まず全体会で学校長や主幹教諭から学校全体の活動の説明が行われ、その後に学年や学級ごとに会をもつ場合が多いようです。

担任としてやるべきこと

保護者会に臨む準備、また、保護者 との信頼関係を築き、いかに不安をなくしてあげるかなど、担任としてやるべきことはたくさんあります。まずは、学校経営方針や学年経営方針をしっかりと理解しておきましょう。そのうえで、学級としての経営方針を立て、保護者にわかりやすく説明していきます。

年度最初の保護者会では

なお、年度最初の保護者会は、まず学年で顔合わせをすることが多くなります。特に修学旅行や進路指導などについては、学年としての方針を示し、それに基づいて学級としての個別の方針を立てていかなくてはいけません。学校全体→学年(場合によっては校務分掌)→学級と、常に方針を確認して、保護者に伝えていくようにしましょう。

保護者会での座席配置は、様々なパターンが考えられます。
ア)コの字型:話し合いをするには最適。基本の形です(上図)。
イ)半円型:少し柔らかな雰囲気になります。
ウ)円(椅子だけ)型:移動がしやすいのが特徴です。
エ)グループ型:協議や話題を出し合って、あとで報告してもらう形です。

保護者会の進め方

イラスト/タバタノリコ・畠山きょうこ

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