行事への見通しを立てよう!<中高教員の実務>
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新学期は様々な行事が立て込んでいるため、忙しさに振り回されてしまいがちです。主な行事例を参考にしながら見通しを立てましょう。
編著/小泉博明・宮崎 猛
【特集】中学校・高校教師 実務のすべて#6
入学式に始業式、健康診断にオリエンテーション……。新学期は何かと行事が多すぎて目が回りそう! この忙しさ、いったいどこまで続くの!?
年間のうち、特に学年初めの1か月ほどは、さまざまな行事が立て続けに行われます。どんな行事があるかの見通しをしっかりもったうえで、万全の準備を整えていきましょう。
目次
始業式~1か月間の主な行事例
入学者オリエンテーション
入学式前に実施されるもので、入学前に準備する内容についての説明があります。入学までの学習や、入学にあたっての心構え、校内外での生活や服装、教科書販売などについて説明を行います。あわせて体育着のサイズ確認、入学式の日程説明、選択科目の希望調査なども行います。
入学式
当日の流れは、①LHR(提出物の回収・入学式についての説明)、②入学式、③ LHR(担任自己紹介・諸連絡・保護者への話など)となります。
PTA入会式
PTAが設置されている学校では、入学式終了後に保護者を対象にしたPTA入会式が開かれます。PTA 役員の紹介・あいさつ、PTA 活動の説明などを行います。
校舎ガイダンス
校舎内を案内し、教室や設備などを知ってもらうものです。たいてい入学式の翌日に実施されます。使用教室や清掃区域、保健室や進路指導室など、よく利用する場所をチェックしておきましょう。
対面式・生徒会入会式
新入生が在校生と対面する行事です。生徒会長と新入生代表があいさつを交換し、生徒会役員から生徒会の行事や活動内容についての説明があります。また、部活動の紹介も行われます。
進路適性検査・基礎力診断テスト
興味・関心のある学問や職業についての適性を検査するものです。得意な教科や学問分野を知ることができます。職業興味や適性を考えるという視点から、生徒に現在の自分の個性を理解させ、将来に肯定的な見通しを持てるような契機を提供します。検査結果は個人面談や保護者との面談でも活用できます。

2週間~1か月間の主な行事例
イラスト/タバタノリコ・畠山きょうこ