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保護者に早めに伝えておくべきこと<中高教員の実務>

連載
中高教員の実務

創価大学大学院教職研究科教授

宮崎 猛

文京学院大学名誉教授

小泉博明

入学したての生徒の保護者もいろいろな疑問や不安を持っています。早めに伝えておくべき連絡・確認事項を整理しておきましょう。

編著/小泉博明・宮崎 猛

【特集】中学校・高校教師 実務のすべて#4

はじめての1年生担任。担任として保護者に何を伝えておけばいいのだろう……?

入学式をはじめ、新学期の行事には保護者の多くが出席しますので、このときに連絡・確認事項をしっかりと伝えておく必要があります。また、のちのトラブルを回避するためにも、生徒個別の特別事情について申し出てもらいましょう。

保護者に伝えるべき3つのポイント

入学式後、できるだけ早いうちに保護者に伝えておきたいことは、(1)HR 担任紹介・HR経営方針、(2)学校からの確認事項(学年で統一)、(3)生徒個別の特別事情の申し出の3つです。

(1)HR 担任紹介・HR 経営方針
 ①担任・副担任の自己紹介
  氏名、担当教科、校務分掌、担当部活動、今までの経験、学校外の活動などを話します。
 ②HR経営方針と目標
  どのようなクラスにしたいか、具体的な方針を立てて話します。話しきれない部分は学級通信で伝
  えてもよいでしょう。


(2)学校からの連絡事項(学年で統一したプリントを用意しておく)


(3)生徒個別の特別事情の申し出(全体の説明後)
  家庭環境や健康面(アレルギーや持病)、頭髪の色、クセ毛などで特別に配慮が必要な生徒につい
  ては申し出てもらいましょう。必要があれば、管理職や養護教諭、教職員全体に情報を伝えます。

保護者に連絡・確認しておくべきことは、プリントにまとめて配布するとよいでしょう。内容は事前に学年で相談し、すべてのクラスで統一しておきましょう。

保護者への連絡・確認事項(高等学校の例)

イラスト/タバタノリコ・畠山きょうこ

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