選挙を学ぶ授業をもっと手軽に！東京都選挙管理委員会提供の補助教材【PR】

2025.03.19

学校での主権者教育に使える補助教材

民主主義社会において、国民一人ひとりが主体的に政治に参加することは、社会の健全な発展に不可欠です。そのため、子供たちが将来、責任ある有権者として社会に参画できるよう、主権者教育の重要性はますます高まっています。

主権者が直接的に政治に関与する最も重要な手段の一つが選挙です。しかし、現実の教育現場では、限られた授業時間の中で、選挙の仕組みや重要性を効果的に教えることは容易ではありません。とくに小学校では、子供たちの発達段階を考慮した上で、複雑な政治の仕組みを分かりやすく伝え、主権者としての意識を育む必要があるため、教材選びや授業設計に苦労している先生も多いのが現状でしょう。

東京都選挙管理委員会が提供する主権者教育補助教材「みんなの将来が決まる？選挙（１票）のチカラ」は、まさにこうした課題を解決するために開発された、先生方の心強い味方です。

選挙への関心を高める第一歩を、小学校から

総務省の調査によると、保護者と投票所へ行ったことのある子供は、選挙権を得た後も投票に行く傾向が高いという結果が出ています。これは幼少期から選挙に親しむ経験が、将来の投票行動につながる可能性を示唆しています。東京都選挙管理委員会の補助教材は、この点に着目し、子供たちが幼少期の段階で早期から選挙への興味・関心を育めるよう工夫されています。

動画教材で選挙をもっと身近に！

教材の中心となるのは、子供たちが楽しみながら視聴できる４つの動画。「選挙って何？」では、選挙の基本的な内容や意義・重要性について学びます。「投票することは大切」では、フランス・パリで実際に起こった住民投票の事例を通して、投票することの重要性を理解します。「選挙の歴史」では、選挙にまつわるクイズを通して、選挙権の変遷や選挙の4原則について学びます。「投票の流れ」では、クイズを通して、投票所での流れを具体的に理解します。

これらの動画はそれぞれ約３分～７分程度と短くまとめられており、授業に導入しやすい長さです。構成が練られているので、先生の事前準備の手間もかかりません。

模擬投票で主権者意識を育む

動画教材と合わせて活用できる模擬投票体験コンテンツは、「災害への準備」「新しい授業」「恐竜の化石をめぐる未来」の３つのテーマで動画が用意されています。それぞれ児童３名が、異なる意見を主張する構成となっており、子供たちは、どの意見に賛成するかを考え、投票します。

模擬投票では、選挙管理委員会と連携し、実際の選挙で使用される投票箱や記載台を用意することで、よりリアルな体験を提供し、選挙に対する理解を深めることが期待できます。小学校高学年では、自分たちの学校生活に関わる内容をテーマにすることで、より主体的な議論を促すことができます。

先生方の負担を軽減する、充実のコンテンツ

以上の動画教材に加え、日々現場に追われる先生方の煩わしさや事前準備などの軽減のために、児童用ワークシート、先生向け授業ガイドも提供されています。ワークシートを活用することで、児童が模擬投票で候補者を選ぶ際に、それぞれの主張をメモしたり、自分の考えを整理することができます。

また先生向けガイドでは、45分授業２コマ分を使ったタイムテーブル例や、動画教材の活用方法、模擬投票の実施手順などが具体的に解説されており、初めて主権者教育に取り組む先生でも安心して授業を進めることができます。これらの資料ダウンロードは、東京都選挙管理委員会のウェブサイトから申し込めます。

学習指導要領に沿った多様な学習展開が可能

この補助教材は小学校学習指導要領に沿って作成されており、既存の授業にもスムーズに組み込むことができます。以下に導入教科の例を示します。

社会科： 第４学年社会「住みよいくらしをつくる」、第５学年社会「私たちの生活と環境」、第６学年社会「国の政治のしくみと選挙」などの学習で、選挙の仕組みや役割を具体的に理解する際に最適です。地域社会における選挙の役割や、国民生活との関わりについて学ぶことができます。
道徳： 公共心、正義、社会参画などのテーマと関連づけて、選挙を通して社会の一員としての責任や自覚を深めることができます。自分たちの生活や社会をよくするために、一人ひとりができることについて考えを深める機会を提供します。
総合的な学習の時間： 「地域社会の課題解決、未来の社会づくり」といったテーマで、選挙を題材にした探究的な学習を展開し、子供たちの主体的な学びを促進できます。地域の課題について調べたり、解決策を考えたりする中で、選挙の重要性を認識することができます。

主権者教育を、もっと身近に、もっと手軽に

東京都選挙管理委員会は、主権者教育の充実を図っており、子供の未来に大きな影響を与える重点施策の一環として、この補助教材を無償で提供しています。そして、子供たちが選挙への関心を高め、将来の有権者として準備するために、多くの学校現場で活用され、子供たちの主権者意識の醸成に貢献することが期待されています。

今回ご紹介した東京都選挙管理委員会の主権者教育補助教材は、子供たちが選挙の大切さを理解し、社会への関心を育むための手軽で効果的なツールと言えるでしょう。この教材を活用して、子供たちと一緒に選挙（１票）のチカラを学びませんか？