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小学校の年末お楽しみ会を盛り上げる!楽しいゲーム5選

2019/12/8

一年生にとって二学期は、初めての行事をたくさん経験し、集団生活にも慣れてきた頃かと思います。残り三学期を楽しく過ごすため、仲間と何かを成し遂げる経験をさせてあげましょう。この時期だからこそ盛り上がる、さらに「仲間って最高!」を感じられる楽しいゲームを紹介します。年末のお楽しみ会などで活用してください。

執筆/東京都公立小学校主任教諭・佐々木陽子

お楽しみ会の準備をしよう

季節にちなんだお楽しみ企画

12月、街中はクリスマスモードで賑わっていますね。そんなときは、子どもたちがわくわくする季節にちなんだ企画を考えます。

双子の画家ゲーム

ルール説明
二人一組のペアをつくります。二人で協力して先生が黒板に描いた絵をそっくり紙に描きます。一人は、黒板の絵を見て指示を出し、絵を描きません。もう一人は、ペアを組んでいる友達の指示のみで紙に絵を描き、黒板の絵を見てはいけません。絵が完成したらペアで絵の評価をします。二回目は、担当を交代します。

楽しみ方

ゲームをする前に、隣のお友達と今だけ双子の画家になってもらいます。「いや~そっくりな顔ですね」「性格が似ていますね」と前振りをするだけで子どもたちは爆笑します。子どもたちのテンションが上がった後、ペアで協力しないとゲームが成り立たないことを説明します。「双子の画家は、一人はものを見て伝えることに優れた才能があり、もう一人は耳で聞いて描くことに優れた才能があります。だから双子で協力すればピカソもびっくりするような傑作ができ上がるはず!」というようなその場を盛り上げる話をします。教師は、季節にちなんだ絵を黒板に描きます。例えば、クリスマスツリー、雪だるま、サンタクロース、靴下、マフラーなどです。

双子の画家ゲームは先生が黒板にイラストを描くところから始まる
「まず、三角を3つかいてね」「3つとも同じ大きさかなあ」
「じょうずだね」「ありがとう」

コツ

上手な絵を描くことが目的ではなく、二人で協力して絵を完成させることが大切であることを話します。説明することが苦手でも絵を描くことが下手でも完成できればオッケーです。自然と子ども同士のコミュニケーションが深まります。できた絵を教室に飾るとクラス中の雰囲気が明るくなり、子どもたちの会話も弾みます。

言葉の数で集まれゲーム

ルール説明
音楽を流すので、音楽に合わせて教室中を歩き回ります。音楽がストップしたら止まります。そのときに教師が、例えば「ゆきだるま」と言ったら言葉の文字の数は5つなので5人組をつくってその場に座ります。「スキー」なら3人組です。クラスの人数上、グループになれないときもあります。グループがつくれなくても「ドンマイ!」「次は必ずグループをつくろうね」と励まして再びチャレンジさせます。

「スキー」は3人組をつくる

楽しみ方

教師は、季節にちなんだ冬やクリスマスの音楽や言葉を用意します。音楽を流すだけで子どもたちは大はしゃぎです。音楽を聴いて歌える子は、歌いながら歩いてグループをつくってゲームを楽しみます。

コツ

自分から進んでグループをつくることができない子もいます。教師から「ゲームが終わるまでにクラス全員とグループになることができたらすごいよ」「ふだん、あまり話さない友達にも声をかけるチャンスだね!」と交流を深める声かけをしていきます。すると、かかわりの少ない友達にも声をかけて一緒に楽しみます。

【関連記事】さらに学級ゲームを知りたい人はこの記事もチェック!→授業で絆を強化する10分ゲーム図鑑

仲間意識を生かしたお楽しみ企画

この時期は、学校や友達にも十分に慣れてクラスでの自分の居場所を確立しています。また、クラスの友達の性格や特技などもよく理解しています。周囲への意識も高まるこの時期に友達を意識した企画を考えます。

同じ仲間、このゆびとまれ!

ルール説明
先生がお題を黒板に書きます。例えば「好きなくだもの」と書いたら子どもたちは、くだものの中で何が一番好きか考えて、「いちごが好きな人この指止まれ」と言って仲間を募って座ります。友達同士で何が好きか知っていると集まりやすいですね。

この遊びは、一人にならないことがルールです。好きなものが一人だけで仲間がいない子には、「誰かみかんが好きな人いませんか?」と言って再度大きな声で宣言してもらいます。すると、「いちごが好き」と言っていちごグループにいた子が「みかんも好き」であれば移動します。クラスの全員がどこかの仲間になることが大事なのです。ひとりぼっちの子がいた場合のみ、移動の許可が下ります。大所帯のグループから離れていく友達に「行ってらっしゃい」と言って気持ちよく見送ります。全員、仲間をつくることができたら遊びを再開します。

みかんやいちご、ぶどうなど好きなものが一緒の子でグループをつくる

楽しみ方

教師は、一年生が考えやすいお題を出します。
・好きなくだもの
・好きな魚
・好きな色
・好きなきょうか
・好きなあそび など
好きなことやもので仲間が集まると自然とうれしくて、なぜ好きなのかどんなところが好きなのか仲間で話し始めます。集まったときに子ども同士で会話をする時間を設定してあげるとよいですね。

コツ

一人になる子がいると遊びが続かないことを事前にしっかり説明することで、子どもたちは、周囲を意識しながら一生懸命に友達のことを見ようとしたり合わせようとしたりします。相手意識をもたせることでクラスの団結力が強まります。

クラスの誰かな?クイズ

ルール説明
クラスの中の友達の特徴を話して誰なのかを当てるクイズです。先生からヒントを出します。

・いつも元気で明るい男の子です
・体育が得意です
・給食をいつも残さず食べています

といったようにその子の特徴や性格を一つずつ出していきます。ヒントを一つ出すごとに誰なのかわかったら手をあげます。

クラスの誰かな?クイズ「給食を残さず食べる子です」

楽しみ方

全員がクイズに登場できるように心がけますが時間がない場合は、朝の会や帰りの会などで継続して楽しむ方法もあります。

コツ

クイズに登場する子の苦手なことや嫌がることは言いません。子どもは、答える側になるだけではなく、クイズを出す側になりたいと言ってクイズをつくってくることがあります。人が傷つく言葉は使わないことを徹底させることが楽しく遊べるコツです。

【関連記事】じゃんけんを活用したお手軽学級ゲームもチェック!→集会や異年齢でも楽しめる じゃんけん遊び2選

教科で学んだことのお楽しみ企画

入学式から半年以上が経過してたくさんの学習をしてきました。授業の中には熱中した学びがいっぱいありました。そんな学びを生かしたお楽しみ企画もよいですね。

お店やさんごっこ

ルール説明
国語、算数、生活、音楽、図工、体育・・・とさまざまな教科を学んできました。好きな教科やがんばりたい教科など教科ごとに集まってお店を出します。お店やさんだからといってお金で何かを買うわけではありません。お店でいろいろなことを体験して楽しみます。店番は前半と後半に分かれます。前半で店番をしたら後半はお客さんになって、ほかのお店に遊びに行きます。そのお店で遊び終わったらスタンプをもらいましょう。クラスの全員が楽しめるお店やさんごっこにしましょう。

事前準備

①グループごとに店長を決めます。
②教科でどんなお店にするか考えます。
③店番をする前半チームと後半チームに分かれます。
④準備作業に取りかかります。

お店の例

★漢字カルタショップ(国語)
お店の人が漢字の読みを担当します。お客さんは、読まれた漢字を探してカルタをとります。

★計算魚釣り店(算数)
お店の人がたし算やひき算の問題を出します。答えの数字が書かれた魚を釣ったら、その魚をゲットできます。画用紙に魚を描き、そこにクリップをつけておきます。釣竿の先端に磁石をつければ簡単に魚を釣ることができます。

計算魚釣り店、計算の答えの数字が書いてある魚を釣り上げる

★ぴょんぴょんスポーツショップ(体育)
縄跳びを一分間で何回跳べるのか、記録に挑戦します。クラスで競い、金・銀・銅の表彰式を設定すると盛り上がります。

ぴょんぴょんスポーツショップでは、なわとび回数で競い合う。金・銀・動メダルで表彰。

★昔遊びショップ(生活)
どちらが長くこまを回せるのかお店の人と対決をします。

★キャラクターショップ(図工)
お店の人が画用紙に描いたキャラクターや絵を展示します。じゃんけんで勝つとキャラクターや絵のプレゼントがあります。

キャラクターショップでじゃんけん 勝つとカードがもらえる

★音間違いは誰だショップ(音楽)
お店の人が一斉に鍵盤ハーモニカの音を出します。一人だけ違う音を出す人がいるので、それが誰なのかを当てるゲームです。

音間違いは誰だショップで1人だけ違う音を吹くイラスト

楽しみ方

グループごとにユニークなお店の名前を考えて画用紙の看板やポスターづくりなどをやると子どもたちのやる気がアップします。お店のスタンプは子どもが持参したり、担任から貸したりします。お店を次々と回りながらスタンプを集めていくことも、一つの楽しみになります。

コツ

お店やさんごっこは、準備時間が必要です。子どもたちの創意工夫がいるので時間を十分に取りたいところですが、時間を設定して、一時間で準備を終わらせて、残りは家でやってくるなど明確に指示を出します。お店やさんごっこはお祭りのようなもので子どもたちは大好きです。

しかし、準備段階からグループの中で意見が合わなくてお店が閉店してしまうこともあります。グループの人数が多すぎた場合なども担任が声をかけて、グループをさらに少人数にすることもあります。子どもたちの様子をよく観察しながら臨機応変に対応していきます。一人だけではなく、クラスの全員が楽しめる会になるように指導していきます。

・クラスの仲間と成し遂げる経験をさせるために、「仲間って最高」を感じられるゲームを行うとよい。
・子ども同士のコミュニケーションが深まることで、クラスの雰囲気が明るくなる。
・周囲を意識しながら一生懸命に友達のことを見ようとしたり合わせようとすることで、相手意識をもつようになり、クラスの団結力が強まる。

イラスト/本山浩子

『小一教育技術』2016年12月号より

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