卒業前 クラス大好き!思い出いっぱい 「折々のレク&ゲーム」#17【小6】
今回のテーマは小6のための「卒業前 クラス大好き! 思い出いっぱい」レク&ゲーム。卒業を目前にした6年生にとって、「クラスが大好き」「友達が大好き」という思いは、小学校での忘れられない思い出の1つになることでしょう。クラスがもっと大好きになる卒業前の教室レクを紹介します。クラスがまとまり、子供たちが学校に行きたくなる「レク&ゲーム」の連載17回目。レク&ゲームは動画で分かりやすく、指導ポイントを授業者に話していただきます。
※動画の中の音声が途切れている部分は、子供の名前を消している個所です。
監修/東京都公立小学校指導教諭・岩田純一(THE体育代表)、アップ研究会
授業者/東京都公立小学校指導教諭・服部真衣
目次
レク1 お菓子ゲーム
レクの導入として気持ちをほぐす。友達と気持ちを合わせ、仲良くなったことを実感する。
なし
1 最初は教師対子供たちで行います。教師が♪「おーかし、おかし」とリズムを付けて言うと、子供たちが「食べたいな」と対応します。そして、教師が「おせんべい」と言うと、子供たちは手をパーにします。
2 「チョコ」はチョキ、「グミ」はグーを順次、増やしていきます。さらに、「パン」のときに手をたたく動作を入れます。
3 慣れてきたところで、友達とペアになって行います。このとき、「パン」のときには、友達と「パン」と言いながら、両手のハイタッチを行います。
4 レベルアップとして、「パン」のときには、「パン」と言わないで、両手のハイタッチの動作だけにします。
※卒業前のこの時期には、ペアになったとき、友達の長所や得意なところを1つずつ言い合うのを入れてはいかがでしょうか。それによって、自分や友達の良さが分かり、「このクラスは良いクラスだったな」と実感できるでしょう。
<活動の動画はこちら>
服部先生からの<ポイント&留意点>
レク2 フィッシュキャッチ
ペアを変えて、いろいろな友達と関わり、多くの友達と仲良くする。「フィッシュキャッチ」はネパールの遊び。世界の文化を知る。
なし
1 ペアになります。
2 1人は人差し指を出し、もう1人はその人差し指をつかまえます。
3 人差し指を出した人は、相手に人差し指をつかまえられないように、親指に変えてもOK。つかまえる人は、相手の人差し指をつかまえたら勝ち、相手の親指をつかまえたら負け。
4 ペアをどんどん変えて、いろいろな友達とレクを通して、卒業前に楽しい思い出をつくりましょう。
※卒業前の6年生は様々な行事などで、時間の余裕があまりありません。「フィッシュッキャッチ」など簡単にできるレクで、多くの友達と交流することによって、友達との絆も深まり、クラスの楽しい思い出になることでしょう。
※子供たちには、相手の指を強くにぎらないように、ゲーム前に伝えておきましょう。
※「フィッシュキャッチ」は、アップ研究会で行った世界の遊びシリーズの1つ。「アップ研究会」のYouTubeには、他にもたくさんの遊びが紹介されています。
<活動の動画はこちら>
服部先生からの<ポイント&留意点>
レク3 みんなで「ハイポーズ!」
卒業を前にして、1年間の思い出をふり返りながら、学級での絆をさらに深める。
これまで撮影したクラスの記念写真
1 机といすを教室の後ろに寄せます。クラスを2つにグループ分けし、各グループで、子供それぞれに1〜11番(人数に合わせる)の番号を決めます。
2 ろうかに各グループ1枚ずつ、クラスの記念写真を置いておきます。
3 1番の人から番号順に1人ずつ、ろうかに置かれた写真を見に行きます。写真を見られるのは1人1回。
4 写真を見に行った人は、自分はもちろん、同じグループの友達の写真の立ち位置や動作、表情などを覚えます。教室に帰ってきたら、同じグループの友達に覚えてきた情報を伝え、その写真通りに再現します。記念写真は全員写っていますが、ここでは、グループごとの位置関係、ポーズを再現します。
5 写真のポーズが完成したら、全員で「ポーズ!」と言います。
6 子供たちが「ポーズ!」と言ったら、教師は写真を撮りに行きます。
7 机といすをもとに戻し、記念写真と今回の写真を大型画面で見比べます。
※写真を見比べるときには、記念写真のときのことや楽しかった思い出などをクラスのみんなで共有しましょう。いろいろな思い出がみんなの心によみがえることでしょう。
<活動の動画はこちら>
服部先生からの<ポイント&留意点>
取材・文・構成/浅原孝子 撮影/北村瑞斗