【相談募集中】職場でグチを言い合う教職員がいますが、これって当たり前?

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教育アドバイザー

多賀一郎

職場はホワイトだけど、一部の教職員がグチを言い合っていることにモヤモヤしているという30代教諭から「みん教相談室」へ相談が寄せられました。これに回答してくれたのは教育アドバイザー・多賀一郎先生。その内容をシェアします。

写真AC

Q. グチを言い合う職場というのは、どこもあるものでしょうか?

職場のグチの多さはどの程度がスタンダードなのでしょうか? 

私の職場は相対的にはかなりホワイトな部類で、残業時間も2時間未満に収まっています。しかし、グチを言う方が多く、若手の方へのグチや管理職へのグチ、更には教育実習生へのグチさえよく見られます。

基本、言っているのは同じような人たちなのですが、管理職(主幹)もそれを煽るように加わっています。ギスギスしてるかといえばそんなこともない、基本和気あいあいと良い雰囲気なのは間違いないですが、一部の人たちが常に人の欠点を探して、空き時間や放課後にミーティングを開いている感じです(一部というのは、全職員30人中の5人ほど)。

しかし、グチっぽい人たちがベテランゆえ、まわりが逆らえないのか本当に共感しているのか不明ですが、同調せざるを得ない雰囲気もあります。なんだかすごく不快ですし「長年やってて、そのくらいのことへの対処法も身につけられず、グチを言い合い安心することしかできない人間性」への見下し意識も正直かなりあります。(あえて強い口調で書かせていただきました。ご不快になられたらすみません)

どこもこういったことは普通なのでしょうか?  新採4年目で、ここが1校目なので、他校の様子がわからず質問させていただきました 。(けいいち先生・30代男性)

A. すべての学校がそういうわけではありません

まず、すべての学校がそういうおかしな所ばかりではありません。僕が指導に行っている学校は、年間十校ほどあるのですが、ほとんど管理職が職員に気を配って、先生方は生き生きと働いています。

でも、いくつかの学校ではそういうくだらない人たちが横行しているところもあります。そんなところで勤めるのは災難ですよね。可能ならば、異動を願い出ましょう。

13年前に僕のいた学校は、若い頃は一部の先生方が朝から「昨日はパチンコ勝ったか?」という話から始まり、職員室で保護者の悪口三昧で、聞くに堪えないので、職員室にいないようにしていました。

若い時には、そんなくだらない連中とは一線を画するようにしていました。正直、そういう人たちを見下していましたが、先輩はそんな僕に

「多賀さんは人を人間として認めない。」

と、よく諭してくれていました。その言葉の本当の意味に気付けたのは、十年以上経った時でした。所属していた東風の会という国語研究会で、岡田崇先生と言う尊師に出会ったからです。

岡田先生は、厳しい方でしたが、他者を思いやるという点において、まったく(今でも)及ばない素晴らしい方でした。忘年会や新年会の案内が来たら、一番先に返事をするのは、岡田先生でした。

「返事をする方は、ぎりぎりでもかまわないと思っているやろ。でもな、幹事さんは大変なんやで。早く返事をして人数を確定しないと、迷惑がかかる。」

そうおっしゃっていました。すべてにおいてこの発想で、常に他者への愛にあふれた方でした。そのことに気付いた僕は、学校で人の言動をグダグダ言う前に、自分は何をしているのかと考え直しました。

そして、徳が足りないことに思いが至り、それ以来、ちょっとしたところで「徳を積む」行動を意識するようになりました。

徳を積むための基本は、他者への思いやりの心です。

学校には、子どものこと、仕事のことに熱心な先生も必ずおられます。そういう方を探して授業を見せてもらったり、子どもの話をしたりできるつきあいをしましょう。

それから、同期など、他の学校に仲間を作りましょう。まともな仕事の話をするのはもちろんですが、やはり時には職場のグチを言う相手も必要です。毒は吐いた方が心身のコンディションには良いと思います。そうすると、職場へのストレスも軽減していくと思います。


みん教相談室では、現場をよく知る教育技術協力者の先生や、各部門の専門家の方が、教育現場で日々奮闘する相談者様のお悩みに答えてくれています。ぜひ、お気軽にご相談ください。

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