学校のお楽しみ会で「子ども同士をつなぐ」手軽なゲーム2種
異学年との交流や、お楽しみ会など、子どもたちが同調して楽しめます。準備物も不要で、どこでもできる、子ども同士がよりつながるゲームを2つ紹介します。
執筆/京都教育大学附属桃山小学校・樋口万太郎
目次
「おーちたおちた」ゲーム
簡単なリズムにのせてやりとりを楽しむゲームです。子どもたちがみんなで声を合わせるので、一体感が生まれます。
【ルール】
①先生が「おーちた、おちた」と言う。
②子どもは声を合わせて「なーにがおちた」と言う。
③先生は「○○」と落ちたものを言う。
④子どもは落ちたものに合わせたジェスチャーをする。
例えば、
・「りんご」→「胸の前でリンゴをキャッチするジェスチャー」
・「カミナリ」→「おヘソを両手で隠すジェスチャー」
・「げんこつ」→「頭を両手で隠すジェスチャー」
レベルアップバージョン
【ルール】
2人組をつくり、一人の子は「気をつけ」をして立つ。「なーにがおちた」と言った後、相手の子がその子にジャスチャーをしてあげる。これを交代で行う。
慣れてきたらテンポを速めることでより盛り上がります。
「猛獣狩りへ行こう」ゲーム
教師が言った言葉と同じ字数の人数を集めてグループになるゲームです。初めてひらがなやカタカナを学習する一年生に最適です。
【ルール】
子どもたちは、教師が言ったセリフをくり返す。
先生 「猛獣狩りに行こうよ」
先生 「猛獣なんて、怖くない」
先生 「槍だって持ってるし」
先生 「鉄砲だって持ってるぞ」
先生 「あっ! あっ!(動物を見つけて、驚いたように指をさしながら)」
先生 「○○○○」(ここで動物の名前を言う)
子どもたちは字数に合ったグループをつくる。例えば
・「ラクダ」
3文字→3人組をつくる。
・「ライオン」
4文字→4人組をつくる。
・「ハクチョウ」5文字→5人組をつくる。
イラスト/もりいくすお
『小一教育技術』2017年11月号より