小3外国語活動 Unit 8「What’s this?」指導アイデア

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【文部科学省教科調査官監修】1人1台端末時代の教科指導ヒントとアイデア
小3外国語活動 Unit 8「What’s this?」指導アイデア バナー

文部科学省視学官の監修による、小3外国語活動の授業案です。1人1台端末を活用した活動のアイデアも紹介します。今回はLet’s Try! 1 Unit 8「What’s this? これなあに?」の単元を扱います。

執筆/沖縄県公立小学校教諭・平良 優  
監修/文部科学省視学官・直山木綿子

単元と活動

What’s this? これなあに?(Let’s Try ! 1 Unit 8)

単元の目標

自分の好きなものをクイズで伝えるために、相手に分かりやすいように工夫しながら、あるものが何かを尋ねたり答えたりして伝え合う。

単元の評価規準

話すこと [やり取り](クリックすると、各領域の評価規準が表示されます)

●知識・技能
あるものが何かについて、What’s this? やHint, please. It’s a ~.などを用いて、尋ねたり答えたりすることに慣れ親しんでいる。
●思考・判断・表現
自分のお気に入りをクイズで伝えるために、相手に伝わるように工夫しながら、あるものが何かを尋ねたり答えたりして伝え合っている。
●主体的に学習に取り組む態度
自分のお気に入りをクイズで伝えるために、相手に伝わるように工夫しながら、あるものが何かを尋ねたり答えたりして伝え合おうとしている。

教材

  • 『Let’s Try! 1』(児童用テキスト・デジタル教材)
  • 振り返りカード
  • Jamboard(本記事でダウンロードできます)

授業のポイント

あるものが何かを尋ねる表現である“What’s this?”は、これまでの授業の中で教師が何度も使用しています。そのため、児童にとって聞き馴染みのある表現でしょう。本単元では、“What’s this?”を児童自身が用いてクイズ大会を行います。その際、“What’s this?”という質問に対し、名詞の単語だけで答えるのではなく、“It’s red.”や“It’s a melon.”のように、“It’s”を用いて答えることができるようにしていきましょう。

クイズ大会では、スポーツや動物の身近なものを扱います。本稿では、単にクイズ大会をするのではなく、「自分の好きなものをクイズで伝えるために」という目的を設定しました。そのためクイズの解答後には、“I like soccer.”や“I like dogs.”のように伝えます。学級の実態に応じて、このような目的をもたせることも効果的です。

本単元は全5時間です。第1時から第3時までは、教師が提示する活動を行いながら、いろいろなクイズを楽しみます。第4時と第5時では、これまで行ってきたクイズやその他のクイズの手法を児童自身で選択させ、学級クイズ大会を行います。

「1人1台端末」活用のポイント

タブレットクイズ①では、野菜や動物などの画像をピンチアウト(拡大)した状態から次第にピンチイン(縮小)をしていき、何の画像かを当てるクイズを行います。タブレットクイズ②では、動物などの画像をマークの正方形の背面に置き、その正方形を少しずつ動かしていきながら、画像を少しずつ見せていき、何の画像かを当てるクイズを行います。いずれの活動でも、自分の伝えたいものの画像を1人1台端末に取り込んで行うとよいでしょう。

タブレットクイズ①:野菜、くだもの、動物のイラストはダウンロードできます。
タブレットクイズ②のJamboard。

※Jamboardは記事の最後でダウンロードできます。

単元計画

単元計画表(クリックすると単元計画表が表示されます)
小3外国語活動 Unit 8「What’s this?」指導アイデア 単元

授業の流れ(全5時)

第1時

1.挨拶

Let’s start English class. Hello! 

2.絵カードクイズ

絵カードの上に画用紙を重ねて、イラストが見えないようにします。絵カードを少しずつ動かして、イラストの一部を少しずつ見せ、何のイラストかを当てさせます。

What’s this?

Dog?

That’s right! It’s a dog.

It’s a dog.

このように、児童は名詞だけで答えることが多いので、It’s a dog.のように正しい答え方で返していきましょう。

3.シャッフル・ゲーム

黒板に5枚程度の絵カードを提示します。そして、その1つ1つのイラストの言い方を確認します。その後、イラストを裏返し、カードを動かして並び変えます。What’s this?と尋ね、そのカードが何かを当てさせます。

What’s this?

It’s a cat.

What’s this?

It’s a monkey.

What’s this?

It’s a tiger.

OK! Let’s shuffle.

ゆっくりといくつかのカードの位置を変えます。

What’s this?

え~っと、It’s a monkey!

Good!

カードをシャッフルし、What’s this?と尋ねる役目を児童にさせてもよいでしょう。

4.ジェスチャー・クイズ

動物やスポーツのジェスチャーをして、それが何を表しているかを当てるゲームです。まずは、教師がジェスチャーをする役目を行います。その後は、代表児童にジェスチャーの役目を与えたり、児童同士でジェスチャー・クイズを行ったりしましょう。

Now, let’s do the gesture quiz.

 What’s this? (ゾウのジェスチャーをする)

ゾウだ! It’s a elephant.

That’s right! It’s an elephant.

It’s an elephant.

このように、児童がIt’s a elephant.と誤った表現で答えた場合は、教師がIt’s an elephant.と正しい表現で返していきましょう。

5.3ヒントクイズ

3つのヒントを出して、それが何かを当てるクイズです。まずは、教師が児童に3ヒントクイズを出します。その後は、児童同士で行うとよいでしょう。

Now, let’s do the 3 hints quiz.

Hint 1. Big!

It’s a bear.

Bear? Close.

Hint, please.

OK! Hint 2. China.

China?

Hint, please.

Hint 3. It’s black and white.

分かった! パンダだ! It’s a panda.

Good job.

6.振り返り

振り返りカードを記入し、共有します。

Reflection time.

7.挨拶

必要に応じて、上記の展開に次の活動を入れます。
【Let’s Chant】(p.31)“What’s this?”
学級の状況に応じて、「音声あり」や「音声なし」で行い、表現に慣れ親しませましょう。


第2時

1.挨拶

Let’s start English class. Hello!

2.【Let’s Play ①】(p.31)「虫めがねにうつるものは何かを考えよう。」

児童用テキストp.30-p.31には、春夏秋冬の季節ごとに1つずつのイラストが虫眼鏡で映し出されています。それが何かを当てるクイズです。

What’s this? Can you guess?

チョウチョ?

Butterfly? Close.

セミ?

Cicada? It’s not a cicada.

クモ?

That’s right. How do you say クモ in English?

It’s a spider

Excellent!

3.【Let’s Play ②】(p.32)「映像を見て、それが何かを考えよう。」

児童用テキストp.32には、ニンジンやキュウリなどのシルエットや断面が描かれたイラストがあります。そのイラストを見て、何かを当てるクイズです。

Now, let’s do the silhouette quiz.

What’s this?

にんじんだ!

How do you say にんじん in English?

キャロット?

That’s right. It’s a carrot.

It’s a carrot.

4.タブレットクイズ① *1人1台端末活用

動物や虫、野菜などの画像をピンチアウト(拡大)してから提示し、次第にピンチイン(縮小)をしていき、それが何かを当てるクイズです。

野菜・くだもの・動物のイラストは、記事の最後でダウンロードできます。

What’s this?

??? なんか緑のものがごちゃごちゃしてる!

次第にピンチイン(縮小)していきます。

What’s this?

キャベツだ! え~っと…

That’s right. It’s a cabbage.

It’s a cabbage.

5.タブレットクイズ② *1人1台端末活用

Jamboardは記事の最後でダウンロードできます

動物や虫、野菜などの画像を「」マークの正方形の背面に置き、その正方形を少しずつ動かしていきます。少しずつ画像が見えてきたら、それが何かを当てるクイズです。

What’s this?

It’s a cherry!

Close.

少しずつ正方形を動かしていく

What’s this?

It’s a apple.

That’s right. It’s an apple.

It’s an apple.

ここでも、児童がIt’s a apple.と誤った表現で答えた場合は、教師がIt’s an apple.と正しい表現で返していきましょう。

6.振り返り

振り返りカードを記入し、共有します。

Reflection time.

7.挨拶

必要に応じて、上記の展開に次の活動を入れます。
【Let’s Chant】(p.31)“What’s this?”
学級の状況に応じて、「音声あり」や「音声なし」で行い、表現に慣れ親しませましょう。


第3時

1.挨拶

Let’s start English class. Hello! 

2.【Activity】(p.32-p.33)「クイズ大会をしよう。」

①ヒントクイズ
3つのヒントの音声を聞いて、それが何かを考えて答えるクイズです。

<デジタル音声>
Hint 1:A fruit.
Hint 2:Yellow.
Hint 3:Monkey.

What’s this?

It’s a banana.

That’s right.

デジタル教材のヒントクイズの後は、ペアやグループで、ヒントクイズを行うとよいでしょう。

②漢字クイズ

 漢字熟語を見て、その漢字が何を表しているかを当てるクイズです。

(「海星」という熟語を指して)What’s this?

海の星? ヒトデ?

That’s right. How do you say ヒトデ in English?

???

It’s a starfish.

It’s a starfish. 星の魚かぁ!

日本語では、人の手の形をしているから「ヒトデ」。英語では、海の中にいる星の形をした生き物だから、starfish というように、言葉のつくりに興味をもたせるようにしましょう。

③足あとクイズ

動物の足あとを見て何の動物かを当てるクイズです。足あとをさして What’s this?と尋ねるだけでは、答えはなかなか分からないので、児童に Hint, please.と言わせて、ヒントを与えるとよいでしょう。

What’s this?

Hint, please.

Long ears.

It’s a rabbit.

That’s right!

3.振り返り

振り返りカードを記入し、共有します。

Reflection time.

4.挨拶

必要に応じて、上記の展開に次の活動を入れます。
【Let’s Chant】(p.31)“What’s this?”
学級の状況に応じて、「音声あり」や「音声なし」で行い、表現に慣れ親しませましょう。


第4時 

1.挨拶

Let’s start English class. Hello! 

2.学級クイズ大会

これまでに行ったクイズや他のクイズなどから、グループで1つ選び、「自分が好きなものをクイズで伝えるために」という目的を確認したうえで、クイズ大会の準備をします(前もって、本時までに準備しておいてもよいでしょう)。

出題グループと回答グループに分かれて行い、7分程度行ったら、交替します。その後、中間指導で活動を行っている児童のよさや改善点を確認し、再度、クイズ大会を行います。

What’s this?

It’s ~. Hint, please. …… It’s ~.

That’s right. I like ~.

Good! 

3.振り返り

振り返りカードを記入し、共有します。

Reflection time.

4.挨拶

必要に応じて、上記の展開に次の活動を入れます。
【Let’s Chant】(p.31)“What’s this?”
学級の状況に応じて、「音声あり」や「音声なし」で行い、表現に慣れ親しませましょう。


第5時 

1.挨拶

Let’s start English class. Hello! 

2.学級クイズ大会

新たなクイズを考え、本時までにクイズ大会の準備をします。前時と同様、出題グループと回答グループに分かれて行い、7分程度行ったら、交替します。その後、中間指導で活動を行っている児童のよさや改善点を確認し、再度、クイズ大会を行います。

What’s this?

It’s ~. Hint, please. …… It’s ~.

That’s right. I like ~.

Me, too.

3.振り返り

振り返りカードを記入し、共有します。

Reflection time.

4.挨拶

必要に応じて、上記の展開に次の活動を入れます。
【Let’s Chant】(p.31)“What’s this?”
学級の状況に応じて、「音声あり」や「音声なし」で行い、表現に慣れ親しませましょう。

教材ダウンロード(Jamboard・イラスト)

※ダウンロードデータのサンプルをご覧になりたい場合は、こちらの記事にある無料ダウンロードを参考にしてください。

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イラスト/荻野琴美(オーデザインチャンネルズ)、横井智美

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