小3 外国語活動 Unit 1「あいさつをして友だちになろう」指導アイデア

特集
【文部科学省教科調査官監修】1人1台端末時代の教科指導ヒントとアイデア
小3 外国語活動 Unit 1「あいさつをして友だちになろう」タイトル

文部科学省視学官の監修による、小三外国語活動の授業案です。1人1台端末を活用した活動のアイデアも紹介します。今回はLet’s Try! 1 Unit 1 「Hello! あいさつをして友だちになろう」の単元を扱います。

執筆/沖縄県公立小学校教諭・平良 優
監修/文部科学省視学官・直山木綿子

単元と活動

あいさつをして友だちになろう(Let’s Try! 1 Unit 1)

単元の目標

世界には様々な言語があることに気付くとともに、相手に伝わるよう工夫しながら、名前を伝え合う。

単元の評価規準

話すこと[やり取り]
●知識・技能
世界には様々な言葉があることを知り、 Hello. I’m ~. を用いて、英語での挨拶の仕方や名前の言い方に慣れ親しんでいる。
●思考・判断・表現
友達と仲良くなるために、挨拶をし合い、相手に伝わるように工夫しな がら名前を伝え合っている。
●主体的に学習に取り組む態度
友達と仲良くなるために、挨拶をし合い、相手に伝わるように工夫しながら名前を伝え合おうとしている。

教材

  • 『Let’s Try! 1』(児童用テキスト・デジタル教材)
  • 振り返りカード

授業のポイント

子供たちにとって、人生で初めての外国語活動の授業です。「外国語活動の授業って楽しい!」「次も楽しみだ!」 と子供たちが実感できるように、学級の子供たちの興味に合った内容を設定することが大切です。

また、「推測すること」の楽しさを味わわせることも大切です。その第一歩として、教師の自己紹介を全て英語で行ってみてはどうでしょうか。「英語が分からないからどうしよう」ではなく、「分からない英語もあるけど推測してみよう」 のように、「分からない」という状況を楽しめる学級集団にしていきましょう。

「1人1台端末」活用のポイント

初めて外国語活動に出合うということに留意し、あえて「1人1台端末」を活用せずに、外国語を用いたコミ ュニケーションの楽しさを実感させることを大切にしたい単元です。

学級の実態により、「1人1台端末」の活用が可能ならば、教師の自己紹介の場面で活用することも考えられます。食べ物や動物・スポーツのイラストをJamboard 等で作成したファイルのコピーを子供たちに配付します。教師の自己紹介を推測しながら聞き、それらのイラストを (好き)と (嫌い)にグルーピングさせるという活動です。

教師の自己紹介を聞きながら、イラストを指で動かす子供

単元計画

単元計画表(クリックすると表示されます)

授業の流れ(全2時)

第1時

1.挨拶

他の授業と同じように日本語で明るく号令を行います。

英語の号令に切り替える場合は、外国語活動の授業に慣れてきたUnit 2から行います。

2. 教師の自己紹介

「1人1台端末」活用も可です。

これから先生が英語だけで自己紹介をします。どんなことを伝えているかを考えながら聞いてください。

と伝え、教師の名前や好きなものや嫌いなものを紹介します。好きなものを伝える際は、黒板にハートマークを描き、その近くに好きなものの絵カードを掲示します。嫌いなものを伝える際には、割れたハートマークを描き、その近くに嫌いなものの絵カードを掲示します。

Hello. My name is Suguru Taira.
I like volleyball. I like basketball. But I don’t like swimming.
I like pizza. I like hamburgers. But I don’t like steak.
I like coffee. I like milk. But I don’t like juice.
Thank you.

自己紹介が終わったら、「どんなことを伝えているか分かったかな?」と尋ね、主体的に聞こうとしていた子供の態度を称賛します。

3.言えそうな英語はないかな?

Let’s Try! 1 の表紙や付録にある児童用絵カードのページを見せ、英語で言えそうなものを発表させます。教師は、子供の発した音声を現代の標準的な発音で返しながら、子供が発表したことを称賛します。子供たちから英語を引き出し、知っている英語がたくさんあるという自信をもたせるようにしましょう。

Look at the textbook. What’s this?

4.【Let’s Watch and Think】(p.2)「映像を見て、世界のいろいろな国の挨拶を知ろう。」

テキスト紙面の国旗のイラストで国名を確認したり、世界地図でその国の位置を確認したりします。

What country is this?
Where is Korea? Here?

その後、音声や動画を視聴させ、聞こえた挨拶を真似ながら、実際に子供同士でやり取りします。

Let’s watch the movie. Let’s try!

5.【Let’s Chant】(p.3)“Hello!”

何度かくり返し聞かせ、慣れてきたら口ずさむように声かけをします。

Please listen carefully. Let’s chant together.

6.振り返り

振り返りカードを記入し、共有します。

Reflection time.

7.挨拶

明るく挨拶をします。

第2時

1.挨拶

他の授業と同じように日本語で明るく号令を行います。

英語の号令に切り替える場合は、外国語活動の授業に慣れてきたUnit 2から行います。

2.【Let’s Chant】(p.3)“Hello!”

元気よくチャンツを行います。慣れてきたら、「音声なし」のカラオケバージョンでジャスチャーを付けながら行います。

Let’s chant together.

3.【Let’s Listen】(p.4)「挨拶をして、子供と国旗を線で結ぼう。」

紙面の国旗で国名を確認し、音声を聞かせ線で結ばせます。

Listen and draw lines.

ペアでその国の挨拶と名前のやり取りを行います。

Make a pair. Let’s start.

子供の主体性を称賛します。

Nice! (Good! Good job! Excellent! など)

4.【Activity】(p.5)「挨拶をして、名前を言い合おう。」

いろいろな国の挨拶を行い、相手に伝わるように工夫しながら名前を伝え合います。ペアやグループで伝え合ったり、教室を自由に歩き回って伝え合ったりします。

Hello. I’m ~.

Jambo. I’m ~.

活動を見取りながら、子供の主体性を称賛します。

Nice! (Good! Good job! Excellent! 等)

活動を一旦止め、子供同士で互いのよさを伝え合ったり、子供のよさを具体的に価値付けたりします。その後、再度行います。

5.振り返り

振り返りカードを記入し、共有します。

Reflection time.

6.挨拶

明るく挨拶をします。


イラスト/荻野琴美(オーデザインチャンネルズ)、横井智美

教材ダウンロード

小3 Unit 1 自己紹介(Jamboard)

Jamboard教材ダウンロード
Jamboard右の三点メニューの「コピーを作成」

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