終業式&始業式でモチベーションアップ!
最後の1日に行う終業式と、最初の1日に行う始業式は、どちらも学校生活の節目となる儀式的な学校行事です。毎学期必ず行う活動だからこそ、子供たちの成長につながる学びの場とするためには、学級での事前、事後指導がかぎとなります。学級担任として行うべき内容を確認してみましょう。
執筆/埼玉県公立小学校教諭・石原良介

目次
2学期をよりよく締めくくる終業式
ステップ1 終業式のねらいを確認しよう
- 式にふさわしい参加の仕方をする。
- これまでの生活を振り返り、頑張りや成長に気づく。
- 希望や意欲を持ってこれからの生活に臨もうとする。

職員会議などで提案された資料を事前に確認しておきましょう。
ステップ2 終業式の事前指導をしよう
- 服装や身だしなみが整うよう声をかける。
- 式にふさわしい参加態度や心構え、ねらいについて話をする。
前日の帰りの会等で事前指導の時間を取り、当日の朝も声かけをするとよいでしょう。
ステップ3 終業式に参加しよう
- 事後指導のために、校長の話の要点をメモしたり、写真に収めたりしておく。
→自分の学級の実態に当てはめて整理しておきましょう。 - 児童の様子をよく観察する。
→終わりの式や会は、これまでの活動が充実していたほど意欲的に集中して取り組むものです。2学期の学級経営の成果が現れる場として捉え、観察してみるとよいでしょう。

ステップ4 終業式の事後指導をしよう
- 式で出た話の要点を確認する。
- これまでの学級生活を振り返る。
- 互いの頑張りや成長を認め合う場にする。
児童に問いかけながら、学級の成長は個人の成長の集まりであることを意識しながら互いを認め合えるよう価値づけていきましょう。
学級で行いたい2学期の振り返り
- 頑張ったこと発表会
- 今年を漢字1字で表そう
時間があまりとれない場合は、通知表を渡す際に児童からひと言話してもらい、担任からコメントを返すのもよいでしょう。
こんな活動もお勧め
- 地域の見守りボランティアの方へのメッセージカードづくり
