新年を気持ちよく迎えよう!1月の教室環境

年末、子供たちは4月からこれまでをふり返り、自分の成長を実感したことと思います。そして新年を迎え、新鮮な気持ちで登校してくるはずです。新たな気持ちになるこの時期に、目標をもって残り3か月を過ごせるよう、教室環境を整えましょう。

執筆/神奈川県公立小学校教諭・源憲一

教室全体

東側

西側

書初めの掲示

新年を迎えて、学校行事として書初めを行う学校も多いでしょう。子供たちが心を込めて書いた書初めを廊下や階段などに掲示します。書初め用紙の上下には、紺やえんじ色などの画用紙を貼って補強します。風による破れが心配な場合は、透明なテープで押さえるとよいでしょう。

季節を感じる環境づくりを

年末、新年と節目を迎える時期です。それぞれの季節に合った教室環境を整えましょう。大掃除をして教室をきれいに、気持ちよく新年を迎える準備をする、新年を迎えるにあたって黒板に干支の絵を描くなど、教師が積極的に教室環境を整えるようにしましょう。子供たちも「自分たちの生活・学習環境を自分たちで整えようと意識するきっかけとなるでしょう。

子供を迎え入れる準備をしましょう

冬休みの間、教室は使われていません。大掃除をしたとはいえ、埃などがたまっていたり、生活目標の掲示が12月のままになっていたりするかもしれません。年明けには換気を行い、整理整頓、安全確認を行いましょう。また、冬休み明けの初日、気持ちよくスタートできるように、黒板にメッセージを書いておくとよいですね。

換気を十分に行いましょう

この状況下で、換気にはとても気を配ってきました。特に12〜1月は風邪やインフルエンザなども流行りやすい時期です。寒いので窓が閉めきりになりがちですが、休み時間には窓を開けて十分に換気をしましょう。感染症予防の観点から授業と授業の間に、短時間でもこまめに換気することをお勧めします。

めあてに向かって過ごすために

12月に行ったふり返りを基に、3月までのめあてを立てて掲示しましょう。互いのめあてが分かると、豊かな認め合いができます。4月から進級ということも意識しながらめあてを考えると、「がんばろう!」という意欲が高まります。三学期は行事が多く忙しく感じます。行事予定を掲示しておくと見通しをもって取り組めます。また、併せてクラスの予定を書く欄を設けておくと、学校行事と重ならずにクラスの活動を行うことができます。

イラスト/山本郁子

『教育技術 小三小四』2021年12/1月号より

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