子供たちの心を落ち着かせ、温かな関わり合いをつくる学級経営のアイデア

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二学期も半ばになり、学校行事などを通じて一緒に活動を進めて関わり合いを深めたり、自主的に活動を進めて自信をもったりする子供たちが増えてきたことと思います。

この先も校外学習や学校行事など、さまざまな活動が行われるのではないでしょうか。子供も教員も忙しさのあまり、時間ややることに追われてしまうこともあるかもしれません。そんな時期だからこそ、子供たちが少しほっとできるような時間や場所を設定し、安心して学校生活を送ることができるようにしてみませんか。

また、ちょっとした時間の使い方を工夫することで、生活にリズムを与え、今以上に生き生きと活動に取り組めるようにしていきましょう。

執筆/神奈川県公立小学校主任教諭・石川まゆみ

リラックスタイム

読み聞かせ

読み聞かせの時間を意図的につくります。その際、忙しい日常と少し違うゆったりとした時間にするのがポイントです。生活にリズムが生まれ、気持ちも落ち着きます。

現在行っている活動に関連した内容の本を選んでみるのもよいでしょう。

ミニゲーム

忙しいなかでも、ちょっとした時間ができることがあります。そんなときに簡単なゲームなどで気分転換をしましょう。5分程度で終わらせるのが効果的です。

関わり合いタイム

友達ほめほめタイム

いろいろな活動がある時期だからこそ、いつもとは違う子供たちの一面が見えます。よいところを伝え合うためにカードを使うことも考えられますが、時間や場所を選びます。

学習中のちょっとした時間、待っている時間などをうまく活用して、意図的に伝え合う時間をつくりましょう。

そのためには、日頃から友達をほめる言葉を学級で集めておくとよいでしょう。

教室環境を整える

がんばっているねボード

この時期、さまざまな活動が同時に行われています。活動の様子を伝えるなかに、友達と互いのよさを伝え合う場を設定しましょう。

教室もスマイル

忙しくなると教室環境も乱れがちです。そんなときだからこそ、「少しずつ、でも確実に」整えていこうという心がけが大切です。「今日はここを重点的にきれいにしよう」と子供たちと決めて取り組めるとよいですね。

イラスト/佐藤雅枝

『教育技術 小一小二』2021年10/11月号より

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