二学期スタート意欲を高める!子供の心と体を育てる「折々のレク&ゲーム」#05【中・高学年】
今回のテーマは中・高学年のための「二学期スタート 意欲を高める」のレク&ゲーム。長期休み明け、二学期がスタート。思い切り体を動かしてクラスの仲間と楽しい時間を過ごしましょう! 子供たちがもっと仲よくできるレクを紹介します。クラスがまとまり、学校に行きたくなる「レク&ゲーム」の連載の5回目です。レク&ゲームは動画で分かりやすく、指導ポイントは授業者に話していただきます。
※動画の中で音声が途切れる箇所がありますが、それは、先生が子供の名前を呼んでいるシーンですので、消音してあります。ご了承ください。
監修/東京都公立小学校指導教諭・岩田純一(THE体育代表)、アップ研究会
授業者/東京都公立小学校指導教諭・岩田純一
目次
レク1 とんだとんだロバ!
いつでもどこでも誰とでも楽しむことができる。
なし
1 子供全員あるいは、数人のグループに分かれてもOKです。
2 教師(リーダー)が「とんだ、とんだ、〇〇!」と言います。
3 子供たちは、〇〇が飛ぶものだったら手を上げます。〇〇が飛ばないものだったら手を上げません。
4 飛ぶもののときに、早く手を上げた人が勝ち。飛ばないもので手を上げてしまったら負け。
<活動の動画はこちら>
岩田先生からの<ポイント&留意点>
レク2 UFO!
友達と協力しながら、互いのUFOにぶつからないように移動する。
なし
1 6人組を作ります。
2 リーダー(操縦士)を決めます。
3 リーダー以外のメンバーは手をつないで円を作ります。リーダーは円の中央に入ります。
4 リーダーが手を真上に上げて人差し指で上空を指さしたら、周りのメンバーはリーダーの周りを回ります。リーダーが手を下ろしたら止まります。移動する場合は、リーダーが行きたい方向を指さします。
5 他のUFOに絶対にぶつからないように、みんなと協力しながら移動します。
6 教師の「リーダー交代!」の合図でリーダーを交代して続けます。
<活動の動画はこちら>
岩田先生からの<ポイント&留意点>
レク3 仲間を救え!
「UFO!」の続きに行うと活動しやすい。リーダーが宇宙人にさらわれてしまって助けるという設定で行う。
友達と一緒に気持ちを合わせて移動すること、互いにぶつからないように移動することで、一体感や空間認知能力を養うことができる。
カラーコーン UFOの数だけ
1 リーダーはカラーコーンを置いた所に一人で立つ(体育館ならコートなどのラインを利用)。
2 リーダー以外の仲間たちはリーダーから10mほど離れた場所に立ち、「スタート」の合図で先頭の子がリーダーの所に走り、リーダーとじゃんけんをします。
3 じゃんけんに勝ったらリーダーの周りを回って元の位置に戻り、次の子にタッチ。じゃんけんに負けたら「助けて!」と仲間を呼びます。仲間は手をつないで円を作り、負けた子の所に向かい、負けた子を円の中に入れ、元の位置に戻ります。
4 負けた子は再度リーダーの所にじゃんけん勝負に向かいます。
5 これを繰り返し、最後の子がリーダーに勝ったら、リーダーと一緒に戻ってきて終了。
<活動の動画はこちら>
岩田先生からの<ポイント&留意点>
レク4 ピーターパン
仲間と話し合い、作戦を立てて鬼ごっこをすることで、協力することの大切さを学ぶ。
磁石6個、ゼッケンまたは紅白帽子
1 2チーム(1チームはゼッケンまたは赤白帽子を着ける)に分かれます。チームごとに話合いをしてピーターパン役を3人決めます。
2 ピーターパンは証(磁石)を持ちます。相手チームには内緒にしておきます。
3 スタートの合図で鬼ごっこを始めます。鬼は相手チーム全員。
4 タッチしたり、タッチされたりすると2人でじゃんけんをします。じゃんけんをして負けたら石になります(その場に座る)。
5 石になった子を助けられるのはピーターパンのみ。ピーターパンにタッチされたら再び遊びに参加できます(相手チームに誰がピーターパンかを知られてしまうと、ねらわれるのでこっそり助ける)。
6 ピーターパンが相手チームにタッチされてじゃんけんに負けた場合は、証(磁石)を相手に渡し、その場で石になります(磁石は教師に渡す)。残りのピーターパンにタッチして助けてもらうと復活できるが、普通のプレイヤーとして参加します。
7 先にすべてのピーターパンの磁石を取得したチームの勝ち。
<活動の動画はこちら>
岩田先生からの<ポイント&留意点>
取材・文・構成/浅原孝子 撮影/北村瑞斗