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「LGBTQA+」とは?【知っておきたい教育用語】

連載
【みんなの教育用語】教育分野の用語をわかりやすく解説!【毎週月曜更新】

さまざまな性のあり方を表現する言葉として使われる「LQBTQA+」。それぞれの頭文字の意味や学校現場における留意点について紹介します。

執筆/「みんなの教育技術」用語解説プロジェクトチーム

性自認や性的指向が多数の人とは異なる

「LGBTQA+」は、性自認や性的指向が多数の人とは異なる性的少数者(セクシャルマイノリティ)の総称のひとつとして使用される言葉です。「LGBTQA+」以外にも、Sexual Orientation (性的指向) と Gender Identity (性自認) の頭文字をとった 「SOGI(ソジ)」という言葉が使われる場面も増えています。

性自認
自分がどのように性別を認識しているかということ

性的指向
どの性別の人を好きになるのか(または、好きにならないのか)ということ

性自認や性的指向には、これが正しいという「正解」はありません。人それぞれに千差万別で、多種多様であるということを理解しておきましょう。

LGBTQA+の各頭文字の意味

「LGBTQA+」は、次の英語表記の頭文字をとって構成されています。

L:Lesbian(レズビアン)
女性を好きになる女性

G:Gay(ゲイ)
男性を好きになる男性

B:Bisexual(バイセクシャル)
男性、女性、どちらの性別も好きになる人

T:Transgender(トランスジェンダー)
性自認が生まれたときに割り当てられた性別と異なる人

Q:Queer(クィア)またはQuestioning(クエスチョニング)
性に対するあり方が定まっていない人、意図的に定めていない人、またはどの性にも当てはまらない人

A:Asexual(アセクシャル)またはAromantic(アロマンティック)
アセクシャルは他者に性的に惹かれない人、アロマンティックは他者に恋愛感情を抱かない人のこと

+:上記に当てはまらない人
自身の性を男性、女性のいずれかに限定しない「ノンバイナリー」や「Xジェンダー」、性的指向が性別にとらわれない「パンセクシャル」など

個々人の性的指向や性自認は、必ずしも「LGBTQA+」だけで網羅ができるわけではありません。性のあり方は、人によってグラデーションがあり、ときによって変わっていく場合もあります。

日本の教育現場における「LGBTQA+」への理解

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