小2体育「ゲーム~鬼遊び~」指導アイデア
執筆/滋賀県公立小学校教諭・中原佑麻
編集委員/国立教育政策研究所教育課程調査官・塩見英樹、滋賀県公立小学校校長・内藤康司
目次
授業づくりのポイント
鬼遊びでは、その行い方を知るとともに、簡単な規則のゲームを楽しみながら急に曲がったり、速く走ったりするなど、相手をかわす動きを身に付けることをめざします。
単元前半では、じゃんけんタグ鬼やしっぽ取り鬼に取り組み、タグの取り方や逃げる、捕まえるといった動きを楽しみながらゲームのなかで身に付けます。
単元後半では、スペシャル宝運び鬼に取り組み、グループで鬼をかわす攻め方を工夫し、友達とよい動きを見付けたり伝えたりしながら、学習していることを楽しめるようにしましょう。
単元計画(例)
※前半は個人で鬼をかわすことを楽しみ、後半はチームで鬼をかわすことを楽しむ単元計画としています。
楽しむ①鬼をかわすことを楽しもう
単元前半の「1対1のじゃんけんタグ鬼」では、鬼から逃げたり、タグを取ったりする動きを楽しみながらタグの取り方や逃げる、捕まえるといった基本的な動きを学ぶことができるようにします。しっぽ取り鬼や宝運び鬼では、鬼を増やすことで急に曲がったり、急に走るスピードを速めたりするなど、鬼をかわす動きを身に付けられるようにしていきます。教師は、称賛したり助言したりして、相手をかわすよい動きをクラス全体に広げていくようにしましょう。
また、運動を安全に楽しく行うために、規則や順番などを守る大切さもゲームを通して学べるようにしていきましょう。
じゃんけんタグ鬼(縦長コート)
イラスト/栗原清
『教育技術 小一小二』2021年10/11月号より